フットジョイが圧倒52% 男子プロ全128人のシューズを調査
◇国内男子◇For The Players By The Players 最終日(9日)◇THE RAYSUM(群馬)◇7137yd(パー71)
ジャパンゴルフツアー選手会が共催する新規大会は小林伸太郎が制して幕を閉じた。地元・群馬のゴルフファンが好プレーの連続に拍手を送ったが、出場した全128選手の足元を支えたシューズをメーカー別に調査した。
米ツアーでも活躍する小平智は高校時代からフットジョイのアイコンシリーズを愛用。「昔からこれしか履いてない。底が硬くないと安定している感じがしない。下がやわらかいと足が疲れる傾向にある」と説明した。
ウェアに合わせて黒、または白のシューズを選び、年に8足ほど消費する。最新のゴルフシューズや流行のダイヤル式を試すこともあるが、「足が動き過ぎる」と結局は鋲(びょう)ありのアイコンシリーズに戻る。
小林もフットジョイ。「いろいろこだわっているんですが、インソールですかね。足を入れたときに地面と足の裏が平行になるように。かかとが上がってないモデルを選ぶ。自分の体がバランスとれるように」と説明した。
加えてグリーン上でも大きな助けとなっているようだ。「スライスラインでかかとが上がっている靴で構えると余計スライスするように見えるのが嫌」。繊細な感覚をいかすためにもシューズ選びも仕事のひとつだ。
フットジョイは全128人中、67人が着用。シェア52%と他メーカーを圧倒した。昨年10月の女子ツアー「スタンレーレディス」の調査では14%だっただけに、男女での大きな差が確認できた。
矢野東が履くアシックスが17人、長野泰雅らのブリヂストン12人と続いた。珍しいところでは昨年からキャロウェイが扱うクエーターで河本力ら3人が履くのを確認できた。
小田孔明は自身が監修するMBT。「軽いけど、しっかりしている。今年はだいぶ足も楽。これからどんどん履く選手が増えてくるのでは」。出水田大二郎も着用していた。
女子「スタンレーレディス」調査でシェア1位だったナイキは男子では5位だった。
<128選手のシューズメーカー>
ブランド/人数/主な着用選手
フットジョイ/67人/小林伸太郎、小平智
アシックス/17人/矢野東、稲森佑貴
ブリヂストン/12人/長野泰雅、織田信亮
アディダス/10人/岡田絃希、植竹勇太
ナイキ/6人/市原弘大、清水大成
クエーター/3人/河本力、A.クウェイル
プーマ/3人/小斉平優和、高橋慧
MBT/2人/小田孔明、出水田大二郎
キャロウェイ/2人/和田章太郎、竹内廉
ニューバランス/2人/三木龍馬、高橋賢
ミズノ/2人/時松隆光、中山絹也
エコー/1人/森祐紀
ジーフォア/1人/宮里優作