石川遼は「ウェッジ5本体制」に 国内初戦で投入する14本は?
◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 事前(30日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7081yd(パー71)
昨年10月「ブリヂストンオープン」以来、約半年ぶりの試合を迎える石川遼は今大会から43度のウェッジを実践投入する。基本的にメーカー側も46度までしか作らないというなかで、9Iの代わりになる特注の1本を作ったのは「マインド的にもこの5本を持ったら2打で上がるんだ、という壮大なプロジェクトではある」と説明した。
夏場は150yd、冬場は140yd以内を想定して作られた43度。「アイアンセットの9番の方が(打つのには)優しい設計ではある」とあえて難しい方を選択するのは「自分的にはラインが出しやすく、出玉が低い、軟鉄の飛び方はする」とよりピンポイントに狙っていけるという認識があるから。9Iと同じ角度となる44度でウェッジを作った場合、かかるスピン量に違いが出て「飛ばなかった」ため、ロフトを1度立てて調整。「精度を高めていきたいという意思表示ですね」とした。
今季からパターを除くクラブの長さが最長48インチから46インチに制限されることで1Wの長さを45.75インチに差し替え、ヘッドは「ローグST MAX LS」。さらに3Wに「ローグ ST トリプルダイヤモンドT」を加え、今年1月に発売されたばかりの「APEX UW」の2本(21度、24度)と最新モデルでそろえた。
メーカーの担当者によると、ウェッジを4本体制にしたころから5本になる兆候はあったが「もうこれ以上はないはず」と言う。あとは鉛を張りながらの微調整で、石川は「ドライバーとウェッジが試合でどうなるのかは自分でも楽しみなところ」と展望を抱いた。
<使用予定ギア一覧>
ドライバー:キャロウェイ ローグ ST MAX LS(10.5度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD IZ(硬さX、45.75インチ)
フェアウェイウッド:キャロウェイ ローグ ST トリプルダイヤモンドT(3番14度)
ハイブリッド:キャロウェイAPEX UW(21度、24度)
アイアン:キャロウェイ APEX TCB アイアン(5番~8番)
ウェッジ:キャロウェイ JAWS FORGED(43度、48度、52度、56度)、キャロウェイ マックダディ 2 ツアーグラインド(59度)
パター:オデッセイ プロトタイプ PT 09 ix パター
ボール:クロムソフト X ボール(2020年)