「いま僕はココにいます」Vol.36フィジー編
人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・25歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、6年間のプロ生活で巡った国の数は実に30以上。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。
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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、フィジーにいます。
2週前の「全英オープン」を39位タイで終え、オープンウィークを経て欧州とアジアンツアーの共催競技「フィジーインターナショナル Presented By フィジー航空」に出場します。ここを訪れるのは4年ぶり2回目。海がきれいなリゾート地ですが、ビジェイ・シンがデザインに加わったコースは、英国のリンクスとは全然違います。何せアップダウンがすごい! 1番から4番ホールまでは選手はカートに乗って(1人1台)プレーするんです。
今回は大会スポンサーでもあるフィジー航空で、シンガポール発の便に乗ってきました。ちなみに同航空では7月から、成田―ナンディ線が就航しました。日本からは約9時間のフライト。来年は出場する選手がもっと増えるといいなと思います。
さて、スコットランドからシンガポールに到着するまでに、また旅に出てきました。オランダ・アムステルダム→ドイツ・ケルン→ルクセンブルク→ベルギー・ブリュッセルを電車で移動。どの国も飛行機の乗り継ぎで経由したことはありましたが、実際に降り立ったのは初めてでした。
美しい大聖堂を見たケルンでおいしかったのが、駅の売店で買ったフランクフルト。さすがドイツのソーセージです。ブリュッセルにある世界で最も美しい広場のひとつと言われるグラン・プラスも見ることができました。短い時間でしたが充電完了です。初日の朝のティオフに備えます。
〈今週のランチ〉
ルクセンブルクでまさかの回転ずし。中国人のオーナーが経営しているお店がありました。ただし、回っていたネタはほぼサーモン…。ビールとサーモン6皿でなんと約1万円でした。予想外の出費です…。