2022年 BMW PGA選手権

「いま僕はココにいます」Vol.149 ロンドン編

2022/09/08 11:46
ロンドンで欧州ツアーのフラッグシップイベントです

人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・29歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、キャリアで巡った国と地域の数は実に70に到達。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。

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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、ロンドンにいます。

ウェントワースはヒースロー空港のすぐ近くに

欧州ツアー(DPワールドツアー)は試合が続きます。連戦のさなか、今週は「BMW PGA選手権」。ツアーが主催するフラッグシップイベントです。

今年もウェントワースGCでビッグトーナメント

普段は米国でプレーする選手たちも欧州勢を中心にフィールドに名を連ねました。開幕2日前の6日(火)、午後の練習ラウンドはあいにくの雷で選手がいっせいに引き上げる羽目に。プレーヤーズラウンジにはロリー・マキロイ(北アイルランド)をはじめ、スタープレーヤーがひしめき合って…。久々に見たジョン・ラーム(スペイン)は、やっぱりデカくて思わずびっくり。ホントにクマみたいなんです…。

落ち着いた造りのおうちをお借りしています

今週の会場ウェントワースGCはロンドン・ヒースロー空港の近くにあります。ホテルも多くあるエリアですが、今回は民泊サイト「Airbnb」を利用してレンタルハウスに滞在しています。

今週はコース近くに家をレンタル

キャディのメグさんが合流し、僕たちは3人体制。小さな部屋を3室借りるよりも、近隣ゴルフ場に立てられた3ベッドルームのアパートメントのほうがお財布にも優しく、快適でした。物価が戻ってきた最近はホテルの価格も高騰中。横山マネジャー、ぐっじょぶ。

8番のセカンド地点。数少ない池が絡むホール

その年の欧州ツアーナンバーワンを決めてきたウェントワースGCは、とにかくクラシックな林間コースであり、アップダウンも十分。OBではないにしても、林がせり出ていたり、入れると“出すだけ”になってしまうブッシュも点在します。池などのペナルティエリアは少ないにも関わらず、気が抜けないホールが続きます。球が曲がると勝負にならないタイプなので、僕にもチャンスがあるコースだと思っています(昨年は17位)。

毎年改良が施される中、今年はグリーン周りの雰囲気が変わりました。ファーストカットの長さほどに刈込んであるエリアが増え、ショットの許容範囲が少し広くなった印象。実際に優しくなったかどうかは、本番が始まってからはっきりしそうです。

ロンドンでのブランチ

夏の終わりに、調子も上向いてきました。直近のスイス、デンマークを含めて60台が9ラウンド続いています。ここからは連戦をこなす覚悟で、試合に出られるだけ出たいという気持ち。試合の大きさに関わらず、変わらない熱量で調整していますが、体調を整えるのが一番。イメージは良いコースなので、コンディションを安定させてロースコアを出せる日を待ちたいと思います!

シーズンは終盤戦に入りました

2022年 BMW PGA選手権