2019年 クラシックG&CC インターナショナル選手権

「いま僕はココにいます」Vol.70 インド編

2019/09/12 12:22
キャディバッグとバックパックがひとつ。これが川村昌弘の遠征用具のすべて

人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・26歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、6年間のプロ生活で巡った国の数は実に40に到達。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。

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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、デリーにいます。

台湾から一時帰国して、成田からの直行便でインドへ

今週は「クラシックG&CC インターナショナル選手権」に出場します。前週・台湾での「Yeangderトーナメントプレーヤーズ選手権」、そして来週・韓国での「シンハン ドンヘ オープン」(日本ツアー共催)と合わせてアジアンツアーの3連戦をプレーします。

本来であれば、次週は主戦場にしている欧州ツアーのフラッグシップ大会、イギリスでの「BMW PGA選手権」にエントリーしたかったのですが、僕の現在のステータスでは出場権を得ることが難しそう…。

インドのデリー空港。宗教デザインが近代化されています

ということで、いったん目線を切り替えました。10月末の中国での世界選手権シリーズ「WGC HSBCチャンピオンズ」出場を目指し、アジアンツアーの賞金ランキングをひとつでも上げたい!最近は日々のスケジュール管理が欠かせないほど忙しく過ごしていますが、秋のビッグトーナメントに向けていったんアジアでの試合に集中です。

台湾からは日本に戻り、三重の実家に一泊できました。羽田、中部国際、成田と国内で3つの空港を乗り継いでインドに到着です。今週は出場を急きょ決めたため、キャディも現地で採用。宿泊も選手・関係者用のオフィシャルホテルではないところを僕の“土地勘”で予約しました。試合中の移動はウーバーやタクシー。正真正銘の一人旅です。これまでの経験を生かせるときが来たかもしれません。

空港からの移動は先払いのタクシーが安心

アジア3連戦はいずれも週の初めに一時帰国して、トレーナーに体を調整してもらい、開幕前日の水曜日に現地に入ります。コースは“ぶっつけ本番”となりますが、これはこれで精神的にもリフレッシュした状態が最終日まで続くのがイイところ。カラダもココロも状態を整えて、4日間を戦い抜きたいと思います。

〈今週のディナー〉
水曜日の夕方に到着したデリーで、さっそく日本料理店に。餃子に豆腐ステーキ、お刺身や寿司も並ぶメニューから、かつ丼とオニオンスライスを選びました。520ルピーと180ルピー。しめて700ルピー(約1052円)でした。

デリーでの夕食はかつ丼

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