吉田優利が米ツアー初の首位浮上「いい貯金ができたと思って」 畑岡奈紗7位
◇米国女子◇ロッテ選手権 2日目(7日)◇ホアカレイCC (ハワイ州)◇6303yd(パー72)
2打差7位から出た吉田優利が6バーディ、1ボギーの「67」で回り、通算9アンダーで4人が並ぶ首位に浮上して大会を折り返した。2020年「全米女子オープン」覇者のキム・アリム(韓国)、ルイシン・リュー(中国)、同じくルーキーのナタリア・グゼア(ロシア)が同スコアにいる。
午前6時45分ティオフのトップスタート。「ホントに風がなくてビックリ。ほぼ、ハーフは風が緩やかな中で回れたかなと思います」と笑ったが、もちろん好スコアの要因はコンディションに恵まれただけではない。「ショットが良かったので、バーディチャンスが多かった。(結果として)入らなくても、いいパットを打てている回数が多かった。“チャンス待ち”というか、8、9といい上がりができたかなと思います」。ミドルパットでラインを読み切った上がり2連続バーディにうなずく。
米ツアーで首位に立つのは初めて。ポイントランキング132位から、残り2試合での大逆転シード(ランク80位)滑り込みの可能性が見えてくる好位置にも「いい貯金ができたと思って週末に向けて頑張りたい。欲張りたい気持ちは山々なんですけど、これだけ風が強いと、ちょっとミスするとダボになっちゃう可能性がある。しっかりマネジメントしながら攻めるところと守るところのせめぎ合いかなと思う」と冷静に話した。
畑岡奈紗がこの日のベストスコア「64」をマーク。88位から6アンダー7位にジャンプアップした。フィールド最上位のポイントランキング4位につける古江彩佳、主催者推薦でスポット参戦の原英莉花が2アンダー28位。西郷真央と西村優菜はイーブンパー55位で決勝ラウンドに進んだ。
勝みなみは2オーバー78位、稲見萌寧は3オーバー88位、「79」と崩れた渋野日向子は10オーバー117位で予選落ちを喫した。