「全部受け入れていいゴルフを」 濱田茉優が初優勝へ首位浮上 渋野日向子は予選落ち
◇国内女子◇北海道meijiカップ 2日目(3日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6568yd(パー72)◇曇り(観衆4722人)
プロ10年目でツアー未勝利の濱田茉優が8バーディ、1ボギーでこの日のベストスコアタイ「65」をマークして通算9アンダー、13位から単独首位に浮上した。
濱田は今季、シード選手に返り咲いたが、出場18試合中トップ10は6月「アース・モンダミンカップ」(10位)のみで、予選落ちが13試合。「今日はセカンドショットがすごく良くて、パットも入った」と久々の好プレーに自然と表情も緩む。
大きかったとのは出だし1番のバーディ。「20mが真ん中から入った」と流れに乗った。今週は男子プロの井上忠久コーチがバッグを担ぎ、大きなクラブを持ちがちな悪癖などを正してくれているという。最終ラウンドを首位で迎えるのは2019年8月「NEC軽井沢72」以来5年ぶり2度目。「優勝はどうしても意識してしまうと思うけど、ぜんぶ受け入れながらいいゴルフをしたい」と最後の一日を見据えた。
27位から出た桑木志帆も「65」でプレー、「69」で回った岩井明愛とともに8アンダーの2位につけた。7アンダー4位に高橋彩華、脇元華。
5年ぶりの国内ツアー復帰戦の元賞金女王アン・ソンジュが27位から出て、ボギーなしの「67」で回って6アンダー、メルセデスランキング2位の竹田麗央、同3位の小祝さくららと並ぶ6位に浮上した。
永久シード保持者の不動裕理は3アンダー19位で最終日を迎える。
83位から巻き返しを狙った今季国内初参戦の渋野日向子は「71」止まりで、前年覇者の鈴木愛と並ぶ2オーバーの62位で予選落ち。3試合連続優勝がかかっていた川崎春花は4オーバーの80位で決勝進出を逃した。
<上位成績>
1/-9/濱田茉優
2T/-8/桑木志帆、岩井明愛
4T/-7/高橋彩華、脇元華
6T/-6/アン・ソンジュ、木村彩子、鶴岡果恋、笠りつ子、小祝さくら、竹田麗央