前週米ツアー3位の久常涼が欧州へ 川村昌弘も出場
◇欧州男子◇D+D レアル チェコマスターズ 事前情報◇PGA ナショナル オークス プラハ(チェコ)◇7592yd(パー72)
メジャー最終戦「全英オープン」と「パリ五輪」をはさみ、欧州ツアーの通常大会がおよそ1カ月ぶりにチェコで再開する。2014年にスタートした大会は、10回目で初めて開催コースを変更。19年8月にオープンした「PGA ナショナル オークス プラハ」が大会をホストする。
前年大会は、最終日に5位から出たトッド・クレメンツ(イングランド)が3連続バーディを3回重ねる9バーディ「63」をマークし、通算22アンダーでツアー初優勝を挙げた。
米ツアー5勝の47歳、ジェイソン・ダフナーが17年7月「スコットランドオープン」以来7年ぶりに欧州ツアーに参戦(米欧共催試合をのぞく)。18年「全英オープン」でイタリア勢初のメジャー制覇を成し遂げたフランチェスコ・モリナリ(イタリア)、元米ツアー賞金王で欧州6勝の46歳、ルーク・ドナルド(イングランド)らも出場する。
米ツアーを主戦場とする久常涼はメジャーの全英オープンを除いて、今季初の欧州ツアー。前週「ウィンダム選手権」を米ツアー自己ベストの3位で終え、年間ポイントランキングは107位から83位に浮上。ランク70位以内でのプレーオフシリーズ進出こそ逃したものの、来季シードを確定させた。昨年大会は14位でフィニッシュしており、今季初&欧州ツアー2勝目をチェコで狙う。
日本勢はほかに川村昌弘が「全英」以来の出場。「パリ五輪」に出場した中島啓太はエントリーしていない。
<主な出場予定選手>
トッド・クレメンツ(イングランド)、ジェイソン・ダフナー、フランチェスコ・モリナリ(イタリア)、ダニー・ウィレット(イングランド)、ナチョ・エルビラ(スペイン)、マシュー・ボールドウィン(イングランド)、ルーク・ドナルド、久常涼、川村昌弘