2023年 全米シニアプロ選手権

ストリッカーがシニアメジャー連勝 宮本勝昌がトップ10入り

2023/05/29 10:57
宮本勝昌はトップ10で初のシニアメジャーを終えた

◇シニアメジャー第2戦◇キッチンエイド全米シニアプロ選手権 最終日(28日)◇フィールズランチイースト(テキサス州)◇7193yd(パー72)

56歳のスティーブ・ストリッカーが5月の「リージョンズトラディション」に続いてシニアメジャーで2連勝、同通算6勝目を飾った。

15アンダーの2位から5バーディ、2ボギーの「69」で回り、通算18アンダーとして首位スタートのパドレイグ・ハリントン(アイルランド)と並んでホールアウト。プレーオフ1ホール目でパーを拾い、決着をつけた。

21日に50歳の誕生日を迎え、シニア初戦のスチュワート・シンクが15アンダーの3位。Y.E.ヤン(韓国)が11アンダー4位に入った。

終盤はしびれる展開になった。15番で2mのバーディパットを決めて一安心

8位から出た宮本勝昌が「72」と耐えて通算7アンダーのまま10位でフィニッシュした。「(例年、翌年の出場権が付与される)15位以内を途中から意識していた。クリアできてよかった。初日、2日目みたいに良いコンディションにはならず、ショットが真っすぐ行かずに苦しかったけれど、よくパープレーには戻した」と納得した。

2つ落として迎えた後半15番、1Wでグリーン奥まで運んでバーディ。さらに最終18番(パー5)も2オン2パットのバーディでこの日、イーブンパーでホールアウトした。

米国でのプレーに意欲を示す中、3日目は最終組で一緒になったハリントン、シンクのパワーに圧倒された。ただ、最終ラウンドの同伴競技者との会話が胸に響く。「『なにせ、今はハリントンとストリッカーの“二強”なんだ』と。それを聞いてちょっと安心しました。シンクも今週デビューしたばかり。だからあんなに飛ぶんだ…と。腑に落ちた」

次週は国内のレギュラーツアー「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」(茨城・宍戸ヒルズCC西コース)にすぐさま出場。「シニアで頑張って、(来年は)ランキング上位で全米シニアオープンにも行きたい」と両ツアーでの活躍を目指す。

藤田寛之は3バーディ、2ボギー「71」で2オーバーの37位。深堀圭一郎は3バーディ、1ボギーの「70」をマークして3オーバー45位、どちらも順位を上げて最終日を終えた。

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