マスターズ&全英への道は濃霧6時間半遅れで日没サスぺ 中野麟太朗が暫定首位
◇アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 2日目(4日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7217yd(パー70)
濃霧の影響でスタートが6時間半遅れ、午後5時22分に日没サスペンデッドとなった。出場120選手のうち、第2ラウンドを完了できたのは11人だけ。60人はスタートできなかった。
国別最多10人が出場する日本勢は、1打差2位スタートの中野麟太朗(早大)が通算7アンダー暫定首位で5ホールを持ち越した。
前年大会28位の中野はこの日、4バーディ1ボギーでプレー。前半13番(パー3)でチップインバーディを先行。14番で喫した今週初のボギーも、15番でミドルパットを流し込んですぐに取り返した。18番、3番と2つあるパー5も取りこぼさず、同組で世界アマチュアランキング5位ウェニー・ディン(中国)に対して1打リードした。
「ショット、特にアイアンが良くない。きょう初めてボギーを打ったけど、ヘンテコなミスをしちゃったので。パターが入ったおかげでミスのカバーができたけど、いつ崩れてもおかしくない、そんなゴルフだった」と浮かれる様子はない。「最後の方はショットはもうだめだと思って、開き直ってやったらそれが案外良かった。でも、あしたもそんな感じではできないと思うので、朝なんとかして直したいなと思っている」と話した。
午前6時30分にトップスタート予定だった松井琳空海と福住修が18ホールを回り切り、ともに3アンダー。前年12位の松井は5バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「69」でプレーした。同じく3アンダーの古瀬幸一朗はスタートできなかった。
アジア太平洋地域のアマチュアナンバーワンを決める大会は40の国と地域から選手が集結。60位タイまでが予選を通過し、優勝者に2025年のメジャー「マスターズ」と「全英オープン」の出場権を付与する。日本勢は過去に松山英樹(2010、11年)、金谷拓実(18年)、中島啓太(21年)が頂点に立った。
第2ラウンドの残りは5日午前6時30分再開を予定している。
<日本勢の暫定成績>※()内は消化ホール数
1T/-7/中野麟太朗(13H)
5T/-3/松井琳空海、福住修、古瀬幸一朗(0H)
11T/-2/本大志(13H)、小林翔音(0H)
15T/-1/隅内雅人(0H)
22T/0/丸尾怜央(0H)
29T/+1/豊島豊(0H)
46T/+3/佐藤快斗(0H)