記録破りの14歳・松原由美が大会最年少ローアマを獲得
2013/10/06 18:28
神奈川県の相模原GCで開催された国内メジャー第3戦「日本女子オープン」の最終日。14歳の松原由美(大阪・白鷺中3年)が5バーディ、5ボギーの「72」で回り、通算7オーバーの18位タイでフィニッシュ。8人が決勝ラウンドに進んだアマチュアのトップで終え、大会史上最年少(14歳と226日)でのローアマチュアタイトルを獲得した。
大会最年少予選突破(14歳と224日)を経てアマチュアトップの16位タイから出た松原を、1打差で17歳の堀琴音(兵庫・滝川第二高3年)、3打差で今年の「日本女子アマ」を制した17歳の森田遥(香川・高松中央高2年)が追う展開。松原は1番、2番を連続ボギー発進としたが、「今日はフェアウェイからのアイアンショットがピンに寄ってくれた」と、6番で3メートル、7番で2メートル、8番で50センチにつける3連続バーディで流れを呼び込み、ライバルたちとの差を広げていった。
「率直にうれしいです」と、あどけない表情で笑顔を浮かべたが、「5つもバーディを獲れたことは大きかったけど、ボギーもそれなりに多かった。もっと、ラフからいいショットを打てるようになることが、これからの課題です」と、喜びよりも課題を挙げる言葉数が上回った。
「将来、この舞台で優勝できるように頑張っていきたいです」。次々とツアー最年少記録を塗り替えている14歳の上昇意欲は、どこまでも貪欲だ。(神奈川県相模原市/塚田達也)