「全てを満たす」 シャウフェレがキャロウェイの新ボールを語る
キャロウェイは2024年初頭、初速と弾道の安定性の向上を売りにした新しいボール「クロムツアー」と「クロムツアーX」を世に出した。
この新ボールには、新しいラバーとベースポリマーから成るハイパーファストソフトコア、そして六角形の表面形状と球形のディンプルでシームレスに構成されたカバーである“シームレスツアーエアロ”テクノロジーが採用されている。
また、カバーは長距離のショットで低スピンとなりつつ、グリーンサイドのショットでスピン量が増すように再設計されている。
キャロウェイの新しいクロームツアーボールは、ソフトな打感とバランスの取れた飛距離のコンビネーションを実現するよう設計されているのに対し、新しいクロムツアーXボールは、飛距離アップと長距離ショットでの強弾道を実現するために設計されている。
ゴルフクラブでもそうするように、PGAツアーの選手たちは、実戦で使用するボールのフィッティングには時間を費やすものであり、キャロウェイの契約選手全員が同じボールを使用しているわけではない。
例を挙げると、ザンダー・シャウフェレはクロムツアーを使用しているが、ミンウ・リー(オーストラリア)はクロムツアーXを使用している。
2024年に入り、これまでのところシャウフェレはトップ10入り5回を記録。これには1月「ザ・アメリカンエキスプレス」での3位タイと、3月「ザ・プレーヤーズ選手権」での2位タイが含まれる。また現在、ストローク・ゲインドではトータルで3位、オフ・ザ・ティで8位、アプローチ・ザ・グリーンで15位にランクインしている。
1月の開幕戦「ザ・セントリー」で実戦投入して以降、新ボールを使い続けているシャウフェレは、「この新しいゴルフボールは素晴らしい。僕の必要とするチェック項目の全てを満たしている。ティショットでの弾道はとても安定しているし、ハーフショットでも、かなり良い感じでスピンが維持されるんだ」と高評価を口に。
「グリーン周りでのスピン量と打感も素晴らしい。さらに最も素晴らしいところを挙げると、風の中での安定性だと思う。バッグの中の全てのクラブで良いパフォーマンスを見せるボールは、そうそうお目にかかれるものではないのだけど、このクロムツアーは正にそういうボールだね」と話した。
一方、新クロムツアーXを使用するリーは、2024年に入り出場6大会全てで予選を通過し、3月「コグニザントクラシック」では2位タイに入っている。
また、ドライビングディスタンス(平均飛距離)で7位、ストロークゲインド・オフ・ザ・ティで18位にランクインしている。
「打感がとても良い。グリーン周りでは、チップショットやバンカーショットで適切なスピン量とロールアウトが出ている。全てがしかるべき枠に収まっているし、ボールの分散がよりタイトになったので使っているんだ。コースでは風の中でより良いパフォーマンスを見せるし、一貫性が素晴らしいね」
キャロウェイが2024年にリリースした新ボールの使用に興味があるのであれば、モデルによって打感とパフォーマンスが異なるため、まずは両方試してみると良いだろう。
(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)