タコモのアイアンについてウェズリー・ブライアンが語る
2017年「RBCヘリテージオープン」王者のウェズリー・ブライアンは、コース上の技術、ソーシャルメディアの手腕、そしてYouTubeにおけるトリックショットのスターとしての歴史により、キャリアを通じてファンの人気を獲得してきた。
そんな彼は、今週カリフォルニア州ナパで開催される「フォーティネット選手権」にて、さらに多くのファン、特にギアマニア方面のファンを増やすことになりそうだ。
用具契約フリーの33歳は、8月「ウィンダム選手権」後、この契約に束縛されないひと時を活用し、様々な新しいアイアンを試した。その結果、タコモというブランドがトップに躍り出て、今週、彼のバッグに居場所を確保した。
フィンランドのアイアンおよびウェッジ製造会社であり、顧客に直接製品を販売しているタコモは最初、インターネット上でブライアンの目に止まった。どうやら一見したところ、同社のアイアンは見た目だけでなく、パフォーマンスも良いようだった。
ブライアンはこの火曜にナパにて、GolfWRX.comに対し、「僕はこのアイアンをオフシーズンと呼んでも差し支えないような時期に試してみたんだ。『ウィンダム』の後、僕には何週間かのオフがあったので、色々な物に手を出していたんだ」
「僕は常に、良くなる方法を模索しているし、秋季へ向けどうアプローチしようか考えていたんだ。それで、このアイアンをトライしてみたんだ。(このアイアンのテストは)とても楽しめたね。このアイアンは見た目が良く、打感も良いので、少なくとも今週はバッグに居場所を確約されたんだ」と述べた。
このような比較的無名と言えるブランドをどうやって探し出したのか問うてみると、ブライアンは、冗談めかして、「誰もが物を見つける場所、インターネットさ」と答えた。
ブライアンはサイバー空間に精通しているので、彼がギア界のアンダーグラウンドでこれを見つけたことは、驚きには当たらないのである。
ブライアンはこの火曜に、タコモ301 CBと301 MBブレードの複合アイアンセットをバッグに入れていた。両モデル共に精密に鍛造されたS20C鋼で製造されており、いずれのセットも価格はわずか649ドル(9万5000円)で、301 CBアイアンは若干寛容性が高く、301 MBアイアンは打感とコントロール性能に重きが置かれている。
ブライアンは競技で、301 CBのロングアイアンと301 MBのショートアイアンを組み合わせて使用することになりそうだが、彼は大会へ向け現在もテスティングを行なっている最中であり、どの番手でCBとMBを切り替えるか(あるいは、CBかMBのフルセットを使用するか)について思案している。
どちらにせよ、タコモブランドは既にその性能を証明しており、それは少なくともPGAツアー優勝経験者のバッグに入った。これで同社のアイアンは次なる性能審査の場である、2023年「フォーティネット選手権」へと臨むことになった。
ブライアンが新しいアイアンでどのようなプレーを見せるかは、要注目である。
(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)