米国男子ツアー

スコッティキャメロンがコンセプトXパターを限定発売

2023/09/06 13:28
エレガントな一本(提供GolfWRX)

スコッティキャメロンによる最初のプランバーネックのマレット型パターが、限定で入手が可能となる。

キャメロンはプレスリリースでコンセプトX 7.2 LTDはファントムX 7.2にインスパイアされたパターだと語っているが、後者は「ブレードのようにスイングできつつ、プランバーネック特有のアライメントの利便性を有しており、それにマレットの安定性が合わさった」パターを欲したプロ向けのツアーオンリーのプロトタイプ設計である。

また、このパターはツアーブラック仕上げにチェリードットのサイトラインをあしらうことにより、限定版にしかないエレガンスと高パフォーマンスを兼ね備えている。

「これは、より大型で安定したボディにブレードのようなトウの流れを求めるゴルファー向けの、本物のモダンなマレット型パターです」とキャメロンは述べた。

プランバーネック、あるいはL型ネックとも言われるが、これは適度にフェースローテーションを行いつつ、インパクトからリリースにかけてパターのトウを感じたいゴルファー向けの形状である。

デービス・ライリーもお気に入りの一本(提供GolfWRX)

このパターは、今季のPGAツアーとDPワールドツアーにて勝利を挙げている。コンセプトX 7.2 LTDは左右両バージョンとも、9月15日の金曜日より、世界中の厳選されたタイトリスト販売店にて発売が開始される。

ニック・ハーディと組んで優勝した「チューリッヒクラシック」でこのパターを使用したデービス・ライリーは、「これは最高なんだ。見た目が素晴らしく、スクエアなラインの全てにより、ボールに対してとても良い感じに構えられる感じがするし、置いた感じの全てが超スクエアなんだ。僕はこれまで常に、上から見下ろした感じが安心でき、全てがスクエアに感じられるなら、良いパットへ向けたセットアップができていることを心から信じてきたんだ」と述べた。

アラバマ大学、そしてコーンフェリーツアーではブレード型パターを使用していたライリーは、彼の好むトウの流れに安定性の向上を加えるべく、昨年の早い段階でファントムXマレットにパターを変更した。このパターの直近の勝利は、DPワールドツアーにおけるトッド・クレメンツによる「D+Dレアルチェコマスターズ」でのものとなっている。

9月15日から販売(提供GolfWRX)

この限定版のコンセプトX 7.2 LTDパターは、右利き用モデルには33インチ、34インチ、そして35インチと3種類のオプションが用意されており、左利き用は34インチのみとなっている。コンセプトX 7.2 LTDにはスコッティキャメロンのデュアルミルドフェース技術が搭載されており、フェースのヒールからトウにかけて、ソフトな打感と極めて一貫したパフォーマンスを実現している。

比較的大型の形状で、グリップエンド付近のトップハンド位置に厚みあがり、ローハンド位置へ向けたテーパーの度合いが少ない新型のピストレロプラスグリップが装着。このグリップのブラックの質感とグレーのレタリング、コンセプトX LTDシャフト、そして半円形のコンセプトX LTDヘッドカーバーが、ツアーブラック仕上げの同モデルに統一感を持たせている。

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)