米国男子ツアー

クリスマスカードに姿なし ジェイソン・デイとジョン・ラームは用具変更か

2020/12/18 07:30
タイガー・ウッズ(右から2人目)らが並ぶテーラーメイド社のクリスマスカード

クリスマスカードの季節が到来し、多くの家族が暖炉やクリスマスツリーを囲むか、あるいはイルミネーションが行われている場所で写真を撮っている。

カリフォルニア州に本社を置くテーラーメイドにとって今年はコリン・モリカワが「全米プロゴルフ選手権」を制覇。圧倒的な強さでフェデックスカップ初制覇を果たしたダスティン・ジョンソンがオーガスタナショナルで記録破りの優勝を遂げるなど、メジャー3戦のうち2戦を契約選手が制覇する実りの多い年となった。

昨年、テーラーメイドのクリスマスカードは、つなぎを着たタイガー・ウッズが登場したことで話題となった。しかし、今年はカードに“誰がいないか”が話題となった。

テーラーメイドがトミー・フリートウッドと契約したニュースは、この月曜に発表された。火曜にソーシャルメディアに投稿されたクリスマスカードには、彼の姿が含まれていた。しかしながら、そこにジェイソン・デイ(オーストラリア)とジョン・ラーム(スペイン)の姿はなかった。

デイとラームは、ともにこれまでキャリア全体を通じてテーラーメイドの契約選手としてプレーしており、特にデイは2006年のプロ転向以降と、最長契約選手の一人であるだけに、これはかなり興味深い展開である。

では2021年、デイとラームはどこに落ち着くのだろう?2018年に最後の勝利を挙げているデイは、ここ数年で多くの選手がたどった自由契約の道を進むことになりそうだ。世界ナンバーワンになったことで多くの機会に恵まれることになったラームは、どうやら他のクラブメーカーから断り難いオファーを受け、その会社のトッププレーヤーになるようだ。

この2人が用具に関してどのような決着を見るかは、2021年には明らかになるわけだが、今はテーラーメイドのクリスマスカードで微笑むジョンソン、モリカワ、ウッズ、フリートウッド、ロリー・マキロイ、そしてマシュー・ウルフの姿を見て楽しもうではないか。

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)