新パターでアライメントを修正したマット・ウォレス
アライメントがずれていれば、真っすぐに打つのは難しい。マット・ウォレス(イングランド)にってはこれが問題だった。しかし、ちょっとした調整を施すことで調子を取り戻したのだった。
「ザ・RSMクラシック」の第1ラウンドで首位に立ったウォレス。ヘッドにアライメントラインのついていないパターに変更することで、グリーン上で4ストローク以上のアドバンテージを稼ぎ、初日に「64」をマークした。
GolfWRXはオッデセイのツアーマネジャーであるジョー・トゥーロン氏とウォレスの“新しい魔法の杖”について話をする機会を得た。以下は彼の言葉である。
「マットはオーガスタ(マスターズ)を終えた後、私にメールで今週は何か違うものを試したいと伝えてきた。彼は(パッティングアカデミーを主宰するフィル・ケニオンのもとで働いている)マイク・カンスキー氏と取り組んでいます。マイクは彼にとって機能するであろうパターが何かを決める上で、大きな役割を担っています」とトゥーロン氏。
「マットはアークとフェースの角度がマッチしているという観点から、ラスベガス(モデル)が出してきた数字に満足していましたが、何かがずれていたのです。いくつか違うパターを試してみたいと言い、そのうちの一つがアライメントラインなしのアトランタ(モデル)でした。我々はアトランタがラスベガスと同じホーゼルであることを確認しました。繰り返しになりますが、彼のパスはとても良かったからです。しかしながら、我々はラスベガスにはトップにアライメントラインが入っていたのに対し、アトランタはアライメントラインなしで行くことに決めました」
「我々はパターを組み上げて大会前に届けることができました。幸運にも、ケンヨンが(ザ・RMSクラシック会場の)シーアイランドにオデッセイのパタースタジオを所有しており、マットはいくつかの異なるパターでしっかりとしたテストを行うことができました。スタジオでの作業で我々はマットがラスベガスで意図したラインのおよそ2度右を狙っていたことを突き止めました。アライメントラインなしのアトランタでテストした際、彼は0.5度未満左を狙っていました。彼のパスは依然としてかなり良かったので、突如として、彼は自分のラインがよく見えるようになり、オンラインに打ち出せるようになったのです」
ウォレスの新パターの仕様は次の通り。
・ アトランタH7(フローネック)
・ ツアーブラック仕上げ
・ ロフト角2.75度/ライ角75度
・ 長さ32.75インチ(グリップの端まで)
・ ブラックシャフト
・ A6スイングウェイト
・ 全体重量666g
・ グリップ:ツーサムライト(ブルー)
(協力/GolfWRX、PGATOUR.com)