2014年 クイッケンローンズ・ナショナル

ローズ、プレーオフを制しPGA6勝目を飾る

2014/06/30 11:38

By Helen Ross, PGATOUR.COM

S.ステファニ(右)とのプレーオフを制したジャスティン・ローズ(Rob Carr/Getty Images)

米メリーランド州・コングレッショナルCCでの「クイッケンローンズ・ナショナル」最終日。ジャスティン・ローズショーン・ステファニをサドンデス方式のプレーオフ1ホール目で下し、本大会では5年間で2度目の優勝を果たした。

今回の優勝はPGAツアーでは6度目で、昨年のメリオンでの「全米オープン」以来でもある。ローズはこれにより、フェデックスカップのポイントランキングで12位に浮上した。

最終日はローズ、ステファニ共に、アプローチショットを18番ホールグリーン横の池に沈めるトラブルに。ローズは72ホール目でミスを犯し、勝負どころの約4メートル半のパットを沈めてボギーとする。結果、ステファニと首位タイに並び、今大会初のプレーオフへと持ち込んだ。

(プレーオフでの)ローズはアプローチショットをグリーン中央に乗せ、2パットでパーセーブして勝利を手に。8年間の大会では初めてのプレーオフとなった。

ローズは「コングレッショナルは間違いなく、全米オープン後から評価を取り戻したと思う」と語り、2011年に同地で開かれた大会でロリー・マキロイが2位に8打差をつけ、通算16アンダーで優勝したことに触れた。

「勝利を手にするには(16アンダーではなく)4アンダーなんだと、すべてのプレーヤーを試したんだと思う」。

今大会最終日のスコア平均は73.720で、これはパー「71」よりも2打以上多い。この日アンダーパーで回ったのはわずか6名で、うち2名はそれぞれ「70」をマークした優勝者のローズと2位のステファニだった。

一方、敗れて2位になったステファニだが、それでもキャリア最高のフィニッシュに変わりはない。彼は今年4月の「シェル ヒューストンオープン」で5位タイという成績を残し、特に2日目は(3位タイと)大健闘を見せた。ステファニにとってこの大会は、メディカル・エクステンション(公傷制度)が適用される最後の試合でもあり、残りのシーズンでスポンサー枠を維持するのにあと8万4,000ドル(約850万円)以上の金額を必要としていた。

2014年 クイッケンローンズ・ナショナル