2014年 トラベラーズ選手権

B.スティール、「62」の好スコアで首位発進

2014/06/20 12:25

By Brian Wacker, PGATOUR.COM

早朝からのスタートで、単独首位にたったブレンダン・スティール(Jared Wickerham/Getty Images)

TPCリバーハイランズ(コネチカット州)での「トラベラーズ選手権」初日。ブレンダン・スティールが「62」で回り、今季初めてリーダーボードの頂点に立った。

そしてこの日は、彼がPGAツアーで初めてショートパターを使った日でもあった。

今季はパターで試行錯誤していたスティールは、数週間前に長尺パターからショートパターに変えたばかり。

今回はこれが功を奏し、わずか26パットで6バーディ、1イーグルとした。

しかもイーグルにはパターいらずで、1番ホールでは129ヤードからの第二打を見事に決めた。

13ホールを回った時点で8アンダーとしたスティールは、「59」も狙える位置にあった。だが14番で約4メートル半のバーディパットに失敗。さらにドライバーでグリーンが狙える15番(パー4)では寄せワンできず、パーとした。

これに対し、「あれこれ考えてしまった」と振り返るスティール。「そうでなかったら、“59”で回れたと思う。それとも“65”かな? わからないね。何とも言い難いけど、(59で回ろうとする)気持ちがあったのは確かで、少しテンションが上がったのかもしれない。それですべてがキツくなったのかな」。

いずれにせよ、スティールのプレー方法は、易しそうに見えた。

スティールはまた、ラウンド中盤の7ホールだけで5バーディを奪取。中でもパー3の8番では8メートル強、同じくパー3の11番では約7メートルからそれぞれバーディを獲った。

一方、スティールが「62」をマークしたのは「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」に続き、今季で2度目だ。

「ここ2、3ヶ月は調子がいいんだ。その割には結果が出ていないんだけど」と、スティール。「バイロン・ネルソンやメモリアルではいいプレーができたと思ったけど、予選通過とはならなかった。ずさんな点や気を抜いた時があったんだと思う。ショットをしっかりと見なかったり、正しい方向へとボールを飛ばせなかったりとね。そこでほころびが少し広がったんだ」

今大会初日のスティールの好成績は、単独首位で第2ラウンドに臨むのに十分な強さだった。そんな彼の2日目(現地時間6月20日)は、午後0時20分から始まる。

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