P.リードが「フェデックス セントジュードクラシック」で復帰
By Sean Martin, PGATOUR.COM Follow @PGATOURSMartin
パトリック・リードは、水曜日に行われた「フェデックス セントジュードクラシック」のプロアマを終えると、即、帰路についた。暑さと湿度から解放されたかっただけではなく、滞在先の部屋には5月22日に生まれ、リード家に加わったばかりの愛娘ウィンザー・ウェルズちゃんが待っていたからだ。
「すべて順調だった。ジャスティン(妻)も子供も非常に健康。子供が生まれると、きちんとしたリズムで生活を送るようになる。朝早く起きて、練習して、試合に出て、家に帰って生まれたばかりの娘のそばで横になって時間を過ごす。最高の瞬間だよ。どんなに悪い日を過ごしたとしても、そんなことはどうでもよくなるね」と、リードは最近の充実ぶりを語った。
リードにとって「フェデックス セントジュードクラシック」は、娘が生まれてから初の大会。最後に出場したのは「ザ・プレーヤーズ選手権」だったが、初日に「74」、2日目も「79」と調子を上げられず、予選落ちとなった。「WGCキャデラック選手権」優勝から調子が上がらなかったリードは、それから出場した5大会で3度の予選落ちを経験し、順位も48位が最高だった。しかし、娘が生まれたことで心機一転、シーズン後半戦を迎えた。2014年に入り2勝をあげたリードは、現在フェデックスカップランキング7位。「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」でも優勝を飾っている。
娘が生まれる前に出場した大会でのプレーについて、リードはこう振り返った。
「出場していたけれど、気持ちを100%向けられていなかった。ジャスティンと生まれてくる子供のことを第一に考えていたから」。
「フェデックス セントジュードクラシック」は、リードにとって初めての経験を積んだ大会でもある。娘を連れ立っての初めての大会出場ということもあるが、2011年にプロデビューを果たした大会でもあるのだ。オーガスタ州立大に在席時代、オクラホマ州のスティルウォーターで「NCAA男子ゴルフ選手権」2年連続優勝を達成した直後に、メンフィスに移動し出場したが、同年は予選落ち。2012年も予選を通過出来なかったが、昨年は5位に入賞。来週はパインハーストNo.2コースで「全米オープン」デビューを飾る。リードは2008年に同コースでの「全米アマチュアゴルフ選手権」に出場し、準決勝進出を果たした。