2014年 バルスパー選手権

「95%以上は回復した」と語ったローズ

2014/03/13 13:46

右肩の故障から復活を狙うジャスティン・ローズが、自身の状態について振り返った。彼は、2014年の最初の6週間の欠場を余儀なくされたケガは、単にキャディにボールを投げた際に痛めたものではないと語った。

昨夏の「ザ・バークレイズ」で痛めたとされる肩のケガは確かに彼の分岐点であり、その2ヶ月前に行われた「全米オープン」を制したローズの身体に、向こう10年はしつこくつきまとうのではないかと思われた。

「以前から(バックから)ドライバーを抜くだけで、肩に違和感があったんだ」と、ローズは水曜日の「バルスパー選手権」のプロアマラウンド前に語った。「まあ、(キャディのマーク・ファルチャー氏にボールをトスする行為で)痛めてしまったことは間違いない事実なんだけどね」

「ケガの理由を一つ挙げろと言われても、本当に何が原因なのか、分からないんだ。(ボールをトスした)あの瞬間に、はじめて痛みを感じた訳ではないからね」。

英国人ゴルファーのローズは、肩の違和感を拭えないまま2013年はフェデックスカップのプレーオフまで戦い抜いた。来たる新シーズンに向けて体調を整えようとしていた最中に、今度は別の痛みを覚えた彼は、2月中旬の「ノーザントラストオープン」まで欠場を余儀なくされた。2014年シーズンも、PGAツアー参戦は10戦程度に限られるという。

「現在はかなり良い状態に戻ってきたよ。まだ100%完治とはいえないけど、ゴルフのためには95%以上の状態と言えるかな」と、彼は語った。「普段の生活には必要ない、いくつかの動きはまだできないけど、ことゴルフスイングに関して言えば、体内のモーターがかみ合った状態に戻ったよ」

TPCブルーモンスターで行われた「WGCキャデラック選手権」に出場して34位タイでフィニッシュしたローズは、その結果にポジティブな感想を持っている。

「(WGCキャデラック選手権を戦った)ドラールから、たくさんの自信を得れたよ」と、ローズ。「34位という結果云々ではなくて、一時は9オーバーまで落としたスコアをイーブンパーまで戻せた。そこでキープすることができず、スコアはまた落ちてしまったけど、本当にいい感触を得ることができたんだ」。

今週の「バルスパー選手権」からの3連戦は、マスターズに向けた復帰第2シリーズと言えそうだ。ローズはこの大会で2011年での5位を含め、7戦すべてで予選を通過している実績がある。

「欲しいのは自信だけです」と、彼は語った。

さらに言えば、輝く将来のためにも(キャディに向かって)ボールをロングトスしないことだろう。

「なぜあんなことをしたのか、自分でも分からないけど、二度とあんな真似はしないよ」と、ローズは語った。

2014年 バルスパー選手権