2014年 WGCキャデラック選手権

マキロイ、フラストレーションだらけの4日間

2014/03/10 12:54

By Brian Wacker, PGATOUR.COM

ロリー・マキロイにとっての世界選手権シリーズ「WGCキャデラック選手権」を形容するのに相応しい言葉は、“フラストレーション”だろう。

トランプナショナルドラールでの大会2日目を終えた時点では首位と1打差に迫ったものの、元世界ランキング1位は、その後「75-74」とスコアを伸ばせず、通算5オーバーとして順位を大きく落とした。

「全体的にボールを上手く打てたと感じた。ただ、グリーン上ではパターが全く上手くいかなかった。パーオン出来なかった時なんて、全て上手くいかなかったね」と、マキロイ。

最終日は1ホール目でバーディを記録するなど幸先良いスタートを切ったかに思われた。だが、それがラウンドを通して記録した唯一のバーディとなり、残り17ホールで3オーバー。9番、14番、18番でボギーを叩いた。

「何か収穫はあったか?」という質問に対し、マキロイは一呼吸空けてから、「わからない。来年のスケジュールを考え直そうと思ったことかな」と返答。

マキロイは世界選手権シリーズの欠場こそ示唆しなかったが、世界選手権シリーズでなかったとしたら、今回のコースでプレーしていたかわからないと話した。

マキロイは長い間を置いて、「どうだろうね。良い質問だとは思うよ。(世界選手権シリーズ)だから、ここに来るんだ。目的次第だろうね。ここ数週間は難しい時を過ごしているよ。(前週のPGAナショナルは)簡単なコースではないし、難しいコースが続いている。難コースでプレーすることに問題はないけれど、出来ればバーディを取りたい。先ほども言ったように、自分が何を求めるか、ということじゃないかな」と語った。

さらにマキロイは続ける。

「フラストレーションが溜まるコースだよ。もっと上手くプレー出来ると感じるのに、実際は異なる。正確なショットを打って、グリーン、あるいはピンの近くにボールを運ばないといけない。以前このコースでロースコアを記録した記憶が影響しているのかどうかは知らないけれど、今のコースでは以前のようにはいかない」。

こう語ったマキロイだが、2日目を終えた時点で首位に肉薄出来た点はポジティブにとらえられるはず。1年前と比べれば状態はかなり良いだけに、今後2週間のオフを挟み、心身共にリフレッシュして「シェル ヒューストンオープン」を迎えるだろう。

今後はカリフォルニアに向かい、婚約者で、女子プロテニスプレーヤーであるキャロライン・ウォズニアッキさんとインディアンウェルズで会う予定だとか。フロリダに戻る前には、パッティングコーチのデイブ・ストックトンの指導を受け、その後スイングコーチのマイケル・バノンと練習する予定だという。

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