2014年 プエルトリコオープン

ゴアを変えた、NBAレジェンドのアドバイスとは?

2014/03/09 12:45

By Chirs Dunham, PGATOUR.COM

ジェイソン・ゴアは「プエルトリコオープン(by seepuertorico.com)」3日目のスタートから2ホールで連続ボギーを叩いたが、その後リカバリーに成功し、最終7ホールの7連続バーディを含む8バーディで同日のラウンドを終了。
3位タイに浮上し、首位のチェソン・ハドリーとは2打差の好位置で最終日を迎える。

2005年にPGAツアーで唯一となる勝利をあげたゴアの復調は、NBAで得点とリバウンドで記録を作った偉大な選手、チャールズ・バークレーがくれたアドバイスに関係するかもしれない。ゴアは今年はじめにバークレーと話した際、近年見られるゴルフに対する“愛情の欠如”を指摘された。

「彼には、『自分が大好きなことをやって、今よりも良い暮らしを家族に与えたいと思わないのか?』と言われた。境界線を越えるような助言ではなかったけれど、自分の琴線に触れる言葉だった。それからは、『家族の為に今より良いプレーをしないと』とか、『もっと良い暮らしをさせてあげたい』とかを考えるのを止めて、好きなことをやれている今を幸運と考えるようになった。ただ単純に、もっと良いゴルファーになりたいと思ったんだ」。

2012、13年を合わせ、PGAツアーで予選を通過出来たのは僅かに2回だったが、今シーズンは既に2大会で予選通過を果たしている。そしてプエルトリコでは優勝争いに食い込む活躍を見せている。心機一転で臨む今シーズン、今大会3日目は大崩れしていた可能性もあったが、PGAツアーに再び戻るための加速に繋がるラウンドになったかもしれない。

ゴアは、「何故かはわからないけれど、落ち着いてプレー出来た。12番のフェアウェイに立った時、『よし、やってやろう』と思った。そうしたら良いショットが打てるようになって、パットも決まった。それから良い流れに乗っていけたよ」と語った。

2014年 プエルトリコオープン