ラッセル・ヘンリーがプレーオフを制しPGA通算2勝目
By Staff, PGATOUR.COM
「ザ・ホンダクラシック」最終日、ラッセル・ヘンリーが後半9ホールの混戦と4人でのプレーオフを制し、PGAツアー通算2勝目を挙げた。
ヘンリーはPGAナショナルのプレーオフ最初のホールで2パットのバーディを奪い、ロリー・マキロイやライアン・パーマー、ラッセル・ノックスを下した。
昨シーズン、PGAツアーメンバーとしての迎えた初戦「ソニーオープンinハワイ」でいきなり初優勝を飾ったヘンリー。それから33試合目で2勝目を飾った。
PGAナショナルで大勢のギャラリーを前にプレーするのは「楽しくてたまらない」と、ヘンリー。彼は「それこそがプレーのモチベーションになっている。今回の勝利を実感するには、時間がかかるだろうね」とも話している。
最終18番ホール(パー5)で始まったプレーオフでは第2打で勝者が決まると思われていたが、実際その通りになった。
ノックスはフェアウェイバンカーからのレイアップショットをグリーンに乗せ、ピンから約12.2メートルに寄せた。パーマーのボールはグリーンの左側に逸れ、最後にプレーしたマキロイはグリーン奥のバンカーに入れてしまった。
ノックスの第3打は約7.6メートルでバーディを奪えず。パーマーは約3.7メートル以内に寄せたが、沈めることはできなかった。マキロイのバンカーショットはグリーンを越え、チップショットも失敗。一方、ヘンリーのイーグルパットはピンから約91センチメートルに寄せ、これを決めたところで優勝が決まった。
上位集団はこの日の後半9ホールでのショットに失敗するなど、数多くのトラブルに見舞われた。2打差の首位で最終日を迎え、この日は3打差とする場面もあったマキロイも例外ではなかった。彼は12番でボギーを叩き、16番では池に入れてダブルボギーに。続く17番でもボギーと後退した。
マキロイはさらに最終18番(パー5)の第2打で245ヤードから飛ばし、約4.6メートルまで寄せるのに成功。イーグルパットで勝負がつくはずだったが、ボールはカップのふちをなぞり、「74」のバーディで終えた。
パーマーは18番でボギーを叩き「69」。「71」のノックスや「72」で回ったヘンリーと同じく通算8アンダーでフィニッシュした。
18番でヘンリーがチップインバーディに失敗すると、勝敗の行方はマキロイにゆだねられた。だが彼もまた、イーグルパットを沈めることができなかった。
「プレーオフに進めただけでもラッキーだったよ」と、マキロイ。「勝つのに十分なプレーができていなかったからね」