「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」アラカルト
出場選手数:
ワールドランキング上位64名。
コース:
ダブマウンテンのリッツカールトンGCは7,791ヤードでパー72。山脈に取り囲まれたツーソン北西部の丘に作られたジャック・ニクラス設計のコースは、2008年のオープン以前から「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」を主催している。コースの最大の関門は、速く起伏の激しいグリーン。
フェデックスカップ:
優勝者は550ポイントを獲得する。
チャリティ:
大会収益の一部は、1962年から2700万ドル以上を青少年団体に寄付しているツーソンのチャリティ団体に分配される。
出場選手:
フェデックスカップ覇者のヘンリック・ステンソンと大会連覇を狙うマット・クーチャーが、第1シードとして出場する。世界ランク1位のタイガー・ウッズ、2位のアダム・スコット、そして4位のフィル・ミケルソンは出場せず、代わりにスコット・ピアシー、南アフリカのリチャード・スターン、そしてアジアツアーのメリット勲章の勝者であるタイのキラデク・アフィバーンラトが出場することになった。スティーブ・ストリッカーは、兄のスコットが肝臓移植を控えるため出場するか未定だが、ラインナップには残っている。スコット・ストリッカーはドナー(提供者)が見つかった先週の金曜日、手術を行った。
最大の大差:
ラ・コスタ・リゾート&スパで行われた2006年大会の第1ラウンドで、タイガー・ウッズはスティーブン・エイムズを9&8で下した。
最長試合:
2003年第1ラウンドでマイク・ウィアがローレン・ロバーツを、2006年第1ラウンドでスコット・バープランクがリー・ウェストウッドを、それぞれ26ホールで下した。
2013年:
クーチャーがハンター・メイハンを2&1で下し、WGC初勝利を飾った。クーチャーは第4ホールでパーセーブし、そしてメイハンのミスによりこのホールを勝利。メイハンは10番、11番を勝利し差を縮めたが、パー3の12番ではクーチャーが15フィートのバーディを決めた。メイハンが17番でグリーンまで4打を要するまで、勝負の行方はわからなかった。
筋書き:
ウッズ、スコット、ミケルソンの欠場により、トップシードの行方はわからなくなった。全米オープン覇者のジャスティン・ローズ、前世界ランク1位のロリー・マキロイとザック・ジョンソンもトップシードを狙うが、世界ランクに変動があれば状況は変わってくる。第2シードが濃厚なクーチャーは、2003-2004年のウッズ以来のWGC大会連覇を狙う。通算15勝3敗のクーチャーは、10マッチ以上戦っている選手の中では最高となる勝率83.3%を誇る。メイハンは過去3大会に限れば13勝2敗だ。
その他:
半年の間に「ウィンダム選手権」と「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」を制したパトリック・リード、そしてフランスのビクター・デュビッソンは、今回がWGCデビューとなる。その他にも初出場の選手が17人。過去2年はいずれも、第1ラウンドで15試合が格下の選手が格上の選手を下す番狂わせとなった。これは1999年以降最多だ。子供も春休みと重なるこの時期、ミケルソンは過去5年で4度目の欠場となる。ミケルソンは過去11度の出場で4回戦まで進出したのは僅か1度。ベ・サンムンは今年に入って7戦全てに出場してきたが、初めて休みを取る。