2014年 ヒュンダイトーナメントofチャンピオンズ

シンプソンのキャディ、危篤の息子へのサポートに感謝

2014/01/07 11:59

フロリダのジャクソンビルにあるウルフサン・チルドレンズ・ホスピタル内のテレビのチャンネルはこの日午後、ニコロデオン(幼児向けチャンネル)ではなく、ゴルフチャンネルに合わせてあったと考えていいだろう。

ウェブ・シンプソンのキャディを務めるポール・テソリは、妻のミシェルさんとともに、生まれたばかりの息子アイザイア君の検査に付き添うため、この病院からシンプソンの優勝を祈っていた。

「ヒュンダイトーナメントofチャンピオンズ」3日目を終え、連覇を狙うダスティン・ジョンソンジョーダン・スピースとともに通算14アンダーで首位タイに浮上したシンプソンだが、ゴルフにおける競い合いなど、アイザイア君の病との闘いとは比べようもない。アイザイア君は現地4日(土)に生まれた直後、脳卒中を発症した。

シンプソンも大会を棄権して病院に向かおうと考えたというが、ハワイに残り、テソリのためにも優勝を目指すことを決断。代役のキャディを務めたテッド・スコット(普段はバッバ・ワトソンのキャディ)が3日目のラウンド中にかぶっていた帽子には、”アイザイア”と書かれていた。

テソリはシンプソンのサポートに感謝し、彼のウェブサイト(www.tesorifamilyfoundation.org)に、アイザイア君の写真と共に以下の声明を掲載した。今後の回復状況についても随時アップしていく予定という。

「ウェブとダウド、テディー(スコット)、私達の友人、そしてゴルフ界からの支援に感謝しています。私たちの息子が生まれてから36時間あまりですが、息子アイザイアは私たちの心だけではなく、たくさんの方たちのハートを掴んでいるのだと思います。息子の脳、心臓、そして身体が無事であることを祈ります。現在は検査結果を待っている状態ですが、どうか皆さんにも祈って頂ければ幸いです。そして愛情を持って治療にあたってくださっている看護師の方、そして医師の先生方の治療が成功すると祈って頂きたい。エレミヤ書の第1章5節にもあるように、今後どういう結果になろうとも、私たち家族は受け入れる所存です」
― ポール&ミシェル・テソリ

2014年 ヒュンダイトーナメントofチャンピオンズ