2013年 WGC HSBCチャンピオンズ

パッティングの課題を口にしたマクドウェル

2013/11/04 08:03
パッティングへの課題は残したが、それ以外は上々の様子。欧州賞金王を見据えるG.マクドウェル(Getty Images)

「WGC HSBCチャンピオンズ」最終日、グレーム・マクドウェルは最終ラウンドのティショットの飛距離でダスティン・ジョンソンに大きな差をつけられた。しかし、マクドウェルはこの日、もっと大きな問題を抱えていた。

3日目と最終日をノーボギーで終えたにも関わらず、マクドウェルはパッティングに悩まされていた。

「今週のプレーには胸を張れるよ」と、ジョンソンと4打差の3位で大会を終えたマクドウェルは話した。「カップ周辺でもっと良いプレーをしなければならない。僕は間違いなく今週よりも良いパットが打てるはずだ」。

それでも今大会、マクドウェルは4月の「RBCヘリテージ」で優勝して以来のトップ10入りを果たした。今週、マクドウェルはシェーシャンGCで僅か3つしかボギーを叩かなかったが、それでも最終ラウンドを共に最終組でプレーしたジョンソンには及ばなかった。

「彼はコースセンターに沿って350ヤード飛ばし、そこから70ヤード飛ばしてピンに寄せ、そしてパットを決めるんだ」とマクドウェル。「彼はとにかく、質の高いプレーをし、才能と運動能力、そして品格を持った選手だよ」。

「もちろん、彼もミスをするけれど、今回の彼くらいレベルの高いプレーをしていれば、いくつかのミスも帳消しにして逃げ切ることができる。彼のドライバーショットは驚異的だよ。とにかく素晴らしいドライバーショットを決め、そしてウェッジを使いこなすんだ」。

マクドウェルは、大会を通じて350ヤードのドライバーショットを真っ直ぐ飛ばしていたジョンソンのようにはプレーできなかったが、アイアンが冴え渡っていた。ティショットで大きく差をつけられていたにも関わらず、マクドウェルはパーオン数でジョンソンに次ぐ2位につけた。

「今週の、特にティからグリーンまでのプレーにはとても満足しているよ」とマクドウェル。「グリーン上でのプレーに改善の余地がある。でも、この2日間はひとつもボギーを叩かなかったんだ」。

マクドウェルは、残り2週間となった欧州ツアーの賞金レース「レース・トゥ・ドバイ」の順位争いで、ヘンリック・ステンソンに続く2位につけている。しかしマクドウェルは、来週の「トルコオープン」には出場しない。

「ヘンリックが来週のトルコでよほどのことをしない限り、僕は良い形で(最終戦開催の)ドバイに向かえるよ」とマクドウェルは話した。

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