松山英樹は5打差発進 ロースコアの展開と「68」の自己評価
◇米国男子◇ロケットモーゲージ・クラシック 初日(27日)◇デトロイトGC (ミシガン州)◇7340yd(パー72)
2週前「全米オープン」以来の出場となる松山英樹は6バーディ、2ボギーの「68」とし、4アンダーの33位で新規大会をスタートさせた。前半13番でボギーが先行したが、4mを決めた15番(パー5)から6バーディを奪取。好スコアが続出した展開で、首位に5打差のポジションで初日を終えた。
フェアウェイキープを外したのは2ホールのみで、ショットを安定したプレーの起点にした。「いいところもありましたけど、ミスしてフェアウェイに行ったこともありましたし。そこはなんとも言えない」と評価は控えめだが、「結果的にはまとまってきているとは思う」と手ごたえも感じている。
対してグリーンを外した4ホールについては、「3ホールは自分の中で大きなミス。そこをちょっとしたミスで、リカバリーできやすいところにいければいいな、という感じ」と振り返った。そのうち2ホールはボギーに直結し、13番はフェアウェイから152ydをピンサイドのグリーン左ラフに外し、アプローチを1.5mショートさせたもの。2つ目のボギーは、後半5番(パー3)の1打目をグリーン左バンカーに外し、右足がラフにかかる強烈な左足下がりのライから寄せ切れなかったものだった。
その中での4アンダー「68」のスコアには、「悪くはないけれど、良くもないですね」と静かに総括。ショットへの評価も揺れるところではあるが、「まだ求めているレベルではないけれど、勝負できないレベルでもないと思う。あすに向けて、もう少し良くなればスコアが出せると思う」と、ポジティブな響きもある。
グリーンは小さくて傾斜が多いものの、「距離もないし、そんなに狭くもない。伸びるコースだと思う」と予想する展開は、初日を終えたリーダーボードの通り。「このコースだったら、きょうが最低(ライン)のゴルフだと思う。あしたも4アンダーがパープレーくらいのイメージで回れたらいい」。2日目もバーディ合戦に食らいついていく。(ミシガン州デトロイト/塚田達也)