2019年 全米オープン

今平周吾、市原弘大は予選通過へ好スコアがノルマ

2019/06/14 13:53
今平周吾はショートゲームに苦労して4オーバー

◇メジャー第3戦◇全米オープン 初日(13日)◇ペブルビーチGL(カリフォルニア州)◇7075yd(パー71)

「全米オープン」で決勝ラウンドに進むのは36ホールを終えて60位タイまでの選手たち。第1ラウンドを終えた時点では1オーバー58位タイの76人がその“圏内”にいる。日本での最終予選会を突破して出場の今平周吾は4オーバー116位タイ、市原弘大は9オーバー149位タイ。2日目は頭上のカットラインに向け好スコアが必要だ。

5月の「全米プロ」に続き、自身6回目のメジャーをティオフさせた今平は前半4番でバーディを先行させた後、5ボギーをたたいて「75」とした。パーオン率56%と、小さいグリーンを思うようにとらえきれず、周辺からのアプローチにも「ラフに入れると飛んだり、飛ばなかったりして難しかった」と苦労した。

後半11番で3mのバーディパットがカップに蹴られるなど、流れを変えそうな一打もなかなか決まらない。「惜しいパットもあったんですけど、ポアナの芝にやられました。カップ際でスーッと切れたり…」。2日目は早朝のスタートでグリーンの状態はわずかでも良いことを期待。「アイアンショットを修正したい。とりあえずアンダーパーで回りたい」と静かに意気込んだ。

過去に3回の全英経験がある市原弘大も初の全米で大きく出遅れた

大会初出場の市原は前半5番(パー3)を終えた時点ではイーブンパーとしながら、バックナインで「43」の大たたきで出遅れた。リズムが悪くなったのは、8番で80㎝のパーパットを外してから。こちらもグリーン上で、午後のポアナ芝が影響した。「打った瞬間に右にはねて、蹴られちゃうような感じで…。でも、それは全プレーヤー共通なので。そういうミスを引きずらないのが大事なのに、全然できなかった」

タイガー・ウッズの直後の組でプレーし「前半は緊張感があった。後ろからですけど、見ながらできたのは良い経験になった」という。一方で上位に大きく引き離された現状には悔しい思いを募らせる。「流れが悪くなった時に、こういうコースで耐えられる力がない。ティショットで曲がり始めると出すだけになってしまう。持っていけるパワーもない。粘り強さがまったく出せなかった」と、ため息をいくつも入り混じらせて話した。(カリフォルニア州ペブルビーチ/桂川洋一)

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