2019年 全米オープン

優勝予想はケプカの3連覇を後押し 松山英樹は17番手

2019/06/11 11:59
「全米オープン」3連覇がかかるケプカが優勝候補筆頭。ウッズは6番手(写真は5月の「全米プロ」)

◇メジャー第3戦◇全米オープン 事前情報(10日)◇ペブルビーチGL(カリフォルニア州)◇7075yd(パー71)

PGAツアーは今季のメジャー第3戦「全米オープン」を前に、恒例のパワーランキング(優勝者予想番付)を発表した。1位は114年ぶりの大会3連覇がかかるブルックス・ケプカ。5月の「全米プロ」に続くメジャー連勝への期待も大きい。

直近のメジャー8試合で4勝と、圧倒的な力を見せている29歳について、ツアーは「3Wとアイアンにより頼ることになるだろう。それで十分だ」と指摘した。18ホールの総距離はここ10年の同大会で2番目に短い7075ydの設定で、ロングヒッターはより正確性重視のプレーが可能になる。「(現在)彼ほど自信がある選手はいない」と太鼓判を押した。

ランク2位に前週の「RBCカナディアンオープン」で7打差圧勝を飾ったロリー・マキロイ(北アイルランド)、3位に2週前の「ザ・メモリアルトーナメント」で勝ったパトリック・カントレーが続いた。

5位にはフィル・ミケルソン。「グランドスラム達成へ、これ以上のシナリオは描けない。ペブルビーチでは今年(AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ)も含め5勝し、2010年の全米オープンでは8位。父の日(最終日)は49歳の誕生日でもある」と極上のストーリーを期待した。

4月の「マスターズ」以来となるメジャー通算16勝目がかかるタイガー・ウッズは6番手。2000年に当地で後続に15打差をつけて圧勝した。ツアーで現在トップを走るパーオン率、パー3での平均スコアを評価した。

松山英樹は17番手に挙げられた。「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマへの出場はないが、27歳はキャリアにおいて“クイック・スタディ”をしてきた(素早く順応してきた)日本勢のメジャー初優勝へのプレッシャーには敬意を表すべき」。開幕3日前は午前中からコースの練習場で調整し、会場を後にした。11日(火)に練習ラウンドを予定している。

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