2019年 ザ・メモリアルトーナメント

ウッズも反応 元コーチのハンク・ヘイニーが不適切発言でラジオ降板

2019/06/01 12:19
かつて師事していたハンク・ヘイニー(左)の騒動にウッズが言及した(Jamie Squire/Getty Images)※2010年「マスターズ」撮影

PGAツアーとシリウスXMラジオは30日(木)、ツアーのラジオサービスのコメンテーターを務めていたティーチングプロのハンク・ヘイニーを降板させることを発表した。29日(水)の放送での不適切な発言を受けたもの。

ヘイニーは同日の番組で今週開催の「全米女子オープン」について話を振られ、「予想では韓国人が優勝する」と話した後、「ちゃんと名前は挙げられない(知らない)が…LPGAには6人くらいいる」「ファーストネームを言う必要がないのなら、リーと言っておけばいい」などとコメントした。

これを女子プロゴルフへの敬意を欠いた発言と捉えた多くの選手たちが批判的に反応した。ミッシェル・ウィはツィッターで「韓国系米国人の女性ゴルファーとしてハンク・ヘイニーのコメントには失望し、いろんな意味で怒りを覚える。人種差別と性差別は笑いごとではないでしょう。恥を知れ」と抗議した。

ヘイニーは同日中に「女子ゴルフと選手に関する今朝の私のコメントは無神経だった。後悔している」と謝罪。PGAツアーとシリウスの今回の決定も「処分を受け入れ、改めて謝罪する」とした。

ヘイニーは2004年から10年までタイガー・ウッズを指導した。同期間中にツアー通算31勝、うちメジャー6勝をサポートした。

ウッズは31日(金)、「ザ・メモリアルトーナメント」大会2日目のラウンド後に意見を求められると、「彼はそれ(処分)に値する。彼は明らかに自分が意図したことを言い、その見返りを得た」と淡々と対応した。

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