松山英樹がアウト9ホールで最終調整 今平周吾はインを確認
◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 事前(15日)◇ベスページ州立公園ブラックコース(ニューヨーク州)◇7459yd(パー70)
日本人男子初のメジャー制覇を目指す松山英樹が最終調整を終えた。午後0過ぎからアウト9ホールを確認。開幕を控え前日から計1.5ラウンドを行った。
70年ぶりに5月開催になった同大会は7年連続7度目の出場。例年猛暑になる8月開催だったが、気温が10度を割った前日は「こんなに寒い全米プロは違和感があるけど、一つの試合だと思うとあんまり(気にならない)」と話していた。
フェアウェイキープをカギに挙げ、この日は深いラフを警戒しながら入念にコースを確認した。2週前の米ツアー「ウェルズファーゴ選手権」から1Wのシャフトをグラファイトデザイン ツアーAD DIから、GPシリーズに変更。メーカー担当者によれば両モデルは似ているが、GPはシャフトの先端と手元側の硬い部分の長さが伸びたモデル。前週「AT&Tバイロン・ネルソン選手権」では1Wのロフト角をわずかに寝かせている。
ラウンド後は1時間30分ほどを使い、ドライビングレンジでの打ち込み、アプローチ、パター練習を順にこなし、最終調整を終えた。ザンダー・シャウフェレ、アレックス・ノレン(スウェーデン)と同組で午前8時13分ティオフの初日に備え、コースを後にした。
2年連続出場になる昨季国内ツアー賞金王・今平周吾はイン9ホールで開幕前日のラウンドを終えた。今大会も海外仕様のバウンス角が少ないウェッジを持参した。「こっちだと、(ボールが)芝で沈んでしまうので拾いやすい」。13日の渡米後は時差ボケもあったが、「結構、寝たので大丈夫ですね」と話した。
初日は松山の2組うしろ、タイガー・ウッズの1組うしろの午前8時35分にティオフする。昨季米ツアー新人賞のアーロン・ワイズ、ライアン・フォックス(オーストラリア)との同組で「初日は大事になる。あとタイガーが前にいるのは見られるので、楽しみです」と語った。(ニューヨーク州ファーミングデール/林洋平)