チューイングガムで粘り勝ち ウッズ「いつもお腹が空いて」
2019/04/16 08:16
◇メジャー第1戦◇マスターズ 最終日(14日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)7475yd(パー72)
「マスターズ」を制したタイガー・ウッズが初日から4日間、チューイングガムを口にしてプレーしていたと米メディアが話題にしている。
米ゴルフダイジェスト誌(電子版)は初日の表情をとらえ、12日に推論記事を掲載した。同じようにガムを噛んでプレーするフィル・ミケルソンが、かつてニューヨークタイムズ紙に「咀嚼(そしゃく)は脳の前頭皮質を刺激する」と話していたことを紹介。極度のプレッシャー下にある選手にとって、ガムによる唾液分泌効果が精神安定剤になっている側面もある、などと同紙に掲載された専門家の意見も引き合いに出していた。
過去にもガムを噛んでいるシーンもないわけではないが、メジャー初戦のマスターズとあって、米メディアはウッズの復活とガム問題で大いに盛り上がった。その真相は優勝後の会見でウッズ本人が明かした。
「落ち着いた感じに見えるのはガムのせいか」と問われ、「(コースでは)いつもお腹が空いていて、食いしばっている。そんなとき(ガムを)たくさん食べ続けている。ガムは私の食欲を少し抑制してくれるし、素晴らしい」と説明。「皆さんが知っているように、私は減量しているところなんだ」と付け加えた。
「腹が減るから」「減量のため」という意外な結末を見たガム論争だが、米ゴルフメディアは「タイガー・ウッズの伝説にガムも加わった」(ゴルフウィーク電子版)などと報道。「あしたからコースでガムを噛む人が増えるかもしれない」と書いたメディアもあった。さて、日本ではどうなるか。くれぐれもマナーだけには気をつけたい。