2019年 バルスパー選手権

「以前の感覚に戻ってきた」小平智が4日間で得た収穫

2019/03/25 08:13
4日間を戦い抜き、手ごたえを口にした

◇米国男子◇バルスパー選手権 最終日(24日)◇イニスブルックリゾート&GC(フロリダ州)◇7340yd(パー71)

小平智は2バーディ、3ボギーの「72」とスコアを伸ばせず、通算1オーバーの37位で4日間を戦い終えた。

10時30分にスタートした小平だったが、昼過ぎには一時強い風が吹きつけた。「ウェルカム・フロリダ!」と地元ギャラリーは嬉しそうに笑ったが、固くなったフェアウェイやグリーンに球を止めるのは容易ではない。

「風も強かったし、ショットも昨日より良くなかった。風の読み間違いもあった」と、アウト9ホールは一度もフェアウェイキープできずに1オーバー「37」。だが、インに入って立て直し、後半はパープレーの「35」。「前半ちょっと苦しかったけど、後半は風も収まって、だいぶ良いゴルフができた」とうなずいた。

前半はショットが荒れたが、後半には修正した

4日間を40位以内で終えたのは、1月の「セントリートーナメントofチャンピオンズ」以来のこと。予選カットのある試合に限定すると、昨年7月の「全英オープン」ぶりとなる。

「練習ラウンドでこれだっていうものを見つけて、ショットはだいぶ以前の感覚に戻ってきた。これを続けていけば、元に戻っていくんじゃないかと思う」と、今週得たものはフェデックスカップポイント17点だけではないという。

「やっぱり4日間やることはすごく大事だと思ったし、ショットの流れも4日間じゃないと作れない。本当にこの試合はよかった」と表情を明るくした。次週の「WGCデルテクノロジーズ マッチプレー」を経て、「マスターズ」、そして昨年覇者として迎える「RBCヘリテージ」が控えている。「すごく良い弾みになった。来週またスイングを固めて、頑張りたい」と、気合いも再充填できたようだ。(フロリダ州パームウォーター/今岡涼太)

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