2019年 ザ・プレーヤーズ選手権

松山英樹 今季最長10.7mを沈めて1アンダー

2019/03/15 10:26
この日はネック形状の違うパターを投入した

◇米国男子◇ザ・プレーヤーズ選手権 初日(14日)◇TPCソーグラス(フロリダ州)◇7189yd(パー72)

午後のティタイムとなった大会初日、松山英樹は4バーディ、3ボギーの1アンダー「71」。暫定53位のスタートに「良いところもあり、悪いところもある、非常に微妙なラウンドだった」と表情を引き締めた。

スタートホールの10番では、10.7m(35フィート1インチ)のバーディパットをカップに沈め、1月の「ソニーオープンinハワイ(2R-7H)」での10.4m(34フィート3インチ)を更新する、今季最長のパットを決めた。「いつぶりか分からないけど、とてもうれしかった」という幸先の良い出だしだったが、簡単には流れをつかめない。

「グリーンは止まるので、セカンドショットの難しさはあまりない」と、コースに吹いた強風は気にしなかったが、スイングの完成度はまだ、求めている高さには届いていない。「良いイメージはあるけど、なかなかピッタリはまらない」と、ナイスショットとミスショットが混在した。

16番で左打ちをする松山英樹

ピート・ダイ設計のTPCソーグラスでは、わずかなミスがトラブルとなる。16番ではティショットを左に曲げて木の根元に止まり、左打ちで脱出した。最終9番はティショットで342ydを記録したが、2打目をグリーン奥にこぼすと、アプローチはピンをわずかに通り越して、反対側のバンカーへと転がり落ちた。だが最後は4mのパーパットをねじ込んで、後半はボギーフリーの2アンダー。なんとか盛り返して、1アンダーでフィニッシュした。

「本当は2か3(アンダー)で上がらないといけない内容だったけど、まあ(最後に)ボギーを打たなかったので良かったと思う」と、松山は自分自身を納得させるように話をまとめた。あすは比較的条件の良い午前スタート。まだ、十分にチャンスはある。(フロリダ州ジャクソンビル/今岡涼太)

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