2019年 AT&Tペブルビーチプロアマ

ドライバーは“元サヤ”に ミケルソンが3打差2位で最終日へ

2019/02/10 11:58
フィル・ミケルソンは3打差を追って最終日へ

◇米国男子◇AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ 3日目(9日)◇ペブルビーチGL(6816yd/パー72)、スパイグラスヒルGC(6953yd/パー72)、モントレーペニンシュラCC(6958yd/パー71=すべてカリフォルニア州)

晴れ、曇り、そして最後は雨…。上空の天気はムービングデーに目まぐるしく変わった。「美しい太陽の下でペブルビーチで歩くのは最高だ。でもどんな天候であっても僕はベストを尽くすことだけ考えている」。48歳のフィル・ミケルソンが予選3日間を終えて通算12アンダーの2位。首位ポール・ケーシー(イングランド)に3打差につけた。

後半10番までに3バーディ、4ボギー。激しい出入りを経て、レフティは終盤にスイッチを入れた。13番でラフからの第2打をピンそば80㎝に寄せてバーディ。さらに14番(パー5)では4Iで1mに2オンさせてイーグルを決めた。

「(12番までこの日)1オーバーだったから、なんとかアンダーパーにしたいと思っていた。イーグルはラッキーだよ。バーディでも十分だった」と満足顔を見せる。「70」で終えたラウンドを「良かったと思う。60台で回りたいと思っていたけど1つ足りなかった。でも明日まだチャンスはあるよ」と振り返った。

ミケルソンは今週、キャロウェイゴルフの「ローグ サブゼロ」の1Wを握っている。前週、予選落ちした「ウェイストマネジメントフェニックスオープン」では「エピック フラッシュ」を投入したが、池に打ち込むなど方向性が乱れたショットが気になっていた。その2週前に2位に入った「デザートクラシック」で使っていたローグを再び握り、「オーガスタまではこれで行こうと思う。戻して良くなった」と好感触を取り戻している。

前回当地で勝った2012年大会は最終日に「64」をマークして6打差をひっくり返した。「どうしてここで良いプレーができるか要因は分からないんだけど、特に最終日に良いラウンドができていることが自信になっている」という。同大会で過去5勝を挙げたのはマーク・オメーラだけ。2日続けて回るぺブルビーチでそれに並ぶチャンスがある。祖父がかつてキャディを務めていたコースで、今季初勝利はなるか。(カリフォルニア州ペブルビーチ/桂川洋一)

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