2019年 ファーマーズインシュランスオープン

2019年初出場のウッズは不満の「70」 新ルールも体験

2019/01/25 16:03
ラウンド中は笑みもこぼれたタイガーウッズ(Donald Miralle/Getty Images)

◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 初日(24日)◇トリーパインズGC (カリフォルニア州)◇サウスコース(7698yd、パー72)、ノースコース(7258yd、パー72)

2018―19年シーズンの自身初戦を迎えたタイガー・ウッズはサウスコースを5バーディ、3ボギーの「70」で回り、2アンダーの53位タイでスタートした。比較的難度の低いノースコースでのプレーを第2ラウンドに残したが、悔しさも表情ににじませた。

5年ぶりの復活優勝を遂げた昨年9月の「ツアー選手権」以来となる、ツアー競技への出場。ウッズはザンダー・シャウフェレトニー・フィナウという若手有望株とティオフし、第1打を右ラフに入れた前半2番でボギーを先行させたが、風の穏やかなコンディションで巻き返した。6番(パー5)で第2打をグリーン右のバンカーまで運んで2019年最初のバーディ。9番(パー5)で2つ目を決めて折り返した。

ティショットをピンそば1mにつけた後半11番(パー3)では、今年改定された新ルールを適用した場面もあった。「(バーディ)パットでスタンスを作ったときに(意図的でなく、風などで)ボールが動いた。普段はそのまま(動いた後に)打っていたが、元の場所に戻してから打ったよ」。15番でフィナウがスプリンクラーヘッド周辺でドロップした際には、「ザンダーとジョークを言っていたんだ。あいつは腕が長くて、体を曲げなくても膝からドロップできるって」と笑い合った。

「70」のスコアは新年最初のラウンドとしては、ウッズにとってここ7年(欧州ツアー含む)でベスト。フェアウェイキープ率50%については「良くコントロールできていた」と自己評価した。

それでも「きょうは易しかったから“68”、“67”くらいで回れたはずだ。良いパットがいくつもあったけれど、入ってくれなかった」と不満ものぞかせた。「いつもならサウスコースでのアンダーパーは悪くない。でも今はとにかく、今日の上位陣のようにあした(ノースコースで)ロースコアを出すことに集中したい」と、2日目を見据えた。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/桂川洋一)

2019年 ファーマーズインシュランスオープン