2019年 ファーマーズインシュランスオープン

松山英樹 ハワイの「ガッカリ」から復調は…

2019/01/23 09:00
2019年の2試合目を迎える松山英樹

◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 事前情報(22日)◇トリーパインズGC (カリフォルニア州)◇サウスコース(7698yd、パー72)、ノースコース(7258yd、パー72)

2019年最初の試合となった2週前の「ソニーオープンinハワイ」を51位で終えた松山英樹は、2週ぶりの競技を西海岸で迎える。米国本土でのプレーは前シーズンの最終戦「ツアー選手権」以来。2つのコースを回る予選ラウンドは小平智キム・シウー(韓国)と同組でプレーする。

ハワイでの新年初戦を終えた松山はその後、カリフォルニア州へ飛び、前週はロサンゼルスで調整にいそしんだ。サンディエゴに南下してからは21日(月)に早朝からノースコースを回り、開幕2日前の22日(火)にはサウスコースの10ホールで練習ラウンド。例年通り深い両サイドのラフからのショットが朝露で重量感を増す中、精力的にチェックした。

最終日に「73」をたたいて後退した「ソニーオープン」を「“ガッカリ”が多かった。ショットが特に。良いところもあったんですけど、ガッカリのところが多すぎて…」と振り返る。「パットは初日、2日目は入らなくてもそんなに状態は悪くなかった。でも最終日は結果もストロークも、すべてがダメ」。復調の兆しについても「ない、ない。良かったらこんなに球を打ち込んでないですよ」と苦笑いした。

松山英樹は開幕2日前にサウスコースで練習ラウンドを行った

「だいぶ良い状態になってきていると思うけれど、それを試合でどのくらい出せるか。結果を見ないと分からない。最近はそれが課題」。望んだ結果がなかなか出ない時間を長く過ごしているからこそ、言葉が慎重になる。今大会は6回目の出場。「去年の12位が一番良かった。良かった年はパターが入っているので、それが一番の攻略法。入ってくれないと予選も厳しくなる。しっかり調整をしたい」。15年からは2年続けて予選落ちしたこともあり、警戒心は最後まで緩めないつもりだ。

初日はノースコース、2日目に決勝ラウンドも行われる高難度のサウスコースでプレーする。距離も長く、ポアナ芝の芽が強いグリーンが待ち受ける。予選の2コースは平均ストロークが3打差以上つくこともがあり、「北で伸ばし、南で耐える」のがセオリー。ティオフを翌日に控える、あす23日(水)のプロアマ戦で、サウスを回る組に入ったことは好材料かもしれない。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/桂川洋一)

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