アマチュア金谷拓実が「ソニーオープン」で米ツアー初出場
2018/12/12 20:27
来年4月のメジャー「マスターズ」(ジョージア州・オーガスタナショナルGC)に出場するアマチュアの金谷拓実(東北福祉大2年)が、来年1月10日(木)開幕の「ソニーオープンinハワイ」(ハワイ州ワイアラエCC)に出場することが決まった。米ツアー登場は初めて。松山英樹、小平智らとともに参戦する。
10月に「アジアパシフィックアマチュア選手権」を日本人選手として松山以来、7年ぶりに制してマスターズ、7月の「全英オープン」(北アイルランド・ロイヤルポートラッシュ)出場権を手にした。ハワイでの米ツアーは絶好の腕試しの機会。「はじめてのアメリカツアーなのでドキドキと楽しみがある。ベストを尽くして予選通過をしたいなと思います」と意気込んだ。
金谷は目下、飛距離アップを目指して鍛錬を積んでいる。国内ツアーに出場した際、宮里優作、松山英樹からオーガスタナショナルGCでの戦いを見据えたロングドライブの必要性を説かれたという。現在の1Wショットは280yd前後。大学在学中に「300yd飛ばしたい」と目標を口にした。「グリーンが広く、アンジュレーションも大きい。ロングパットのタッチを合わせないといけない」とショートゲームでも課題は無数に残されている。
この日は、仙台市内で行われた東北福祉大のゴルフ部、硬式・軟式野球部の優勝報告会に参加した。多くのOBが列席した中で、金谷の目を引いたのはプロ野球・広島の石原慶幸捕手。広島出身で小さい頃から大のカープ党だ。宴席では終始緊張していたが、「サインをもらいたい…」と20歳の表情をのぞかせた。(宮城県仙台市/桂川洋一)