2週続けてウェイティング!?…小平智は3年ぶりの中国WGC
◇世界選手権シリーズ◇WGC HSBCチャンピオンズ 事前情報(24日)◇シェシャンインターナショナルGC (中国)◇7261yd(パー72)
小平智は2週ぶりの米ツアーを世界選手権シリーズで戦う。中国・上海での「WGC HSBCチャンピオンズ」は2015年以来の出場となる。開幕前日はドライビングレンジでの長時間調整で4日間大会に備えた。
2週前にマレーシアでの「CIMBクラシック」で新シーズン初戦に臨んだ小平はその後、韓国へ飛んだ。前週の「ザ・CJカップ@ナインブリッジ」を待機選手として現地で迎え、結局フィールドに入れなかった。大会初日の25日(木)に日本に一時帰国。残念な結末だったが、「(来週に)ラスベガスの試合(シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン)にも出るので、良い休養になった」と前向きに気持ちを切り替えている。
前日23日(火)までにコースチェックを終え、この日は“またしても”待機選手になった。プロアマ大会で欠員が出た場合の代替プレーヤーに選ばれ、午前6時半にはコース入り。最終的に補充の必要がなかったため、小平は長い間、待ちぼうけとなった。この空き時間も無駄にしない。9時に本格的に打ち込みを開始し、昼食も取らずにすべての練習を終えたのは午後2時前だった。
出場全選手が4日間プレーする大会で、3年前の出場時は通算6オーバーの71位に沈んだ。「トリッキーというか、ドッグレッグも、池もハザードも多いコース。そのへんに前回は苦しめられた」と振り返る。今春から米ツアーを主戦場にしているが、前回同様、エースキャディの大溝雅教さんとコンビを組む。「大溝さんとふたりでリベンジしようと思ってきました」
初日、2日目はいずれも実力者のラッセル・ノックス(スコットランド)、パットン・キザイアと同組で回る。「飛距離も伸びて(2015年は)『ここから打てなかった』という部分も何カ所かある。バーディが獲れるイメージのあるホールが増えてきた」と、待ちに待ったティオフを見据えた。(中国・上海/桂川洋一)