2018年 ザ・ノーザントラスト

フェデックスランク1位でプレーオフ進出 年間王者になった例は

2018/08/23 11:30
フェデックスランク1位でプレーオフへ。初の年間タイトルに挑むD.ジョンソン(Andrew Redington/Getty Images)

◇米国男子◇ザ・ノーザントラスト 事前(22日)◇リッジウッドCC(ニュージャージー州)◇7385yd(パー71)

世界ランキング1位のダスティン・ジョンソンが、初めてフェデックスランキングトップの位置でプレーオフシーズンに乗り込む。年間王者に向けて「本当に欲しいタイトルだ。ぜひとも成し遂げたい」と意気込み、大会連覇もかけた初戦に臨む。

これまで何回も本命に挙げられながら、年間王者のタイトルを逃してきた。その達成に最も迫ったのは2016年。ランク1位で迎えた最終戦「ツアー選手権」で大会6位に終わり、優勝したロリー・マキロイ(北アイルランド)に逆転を許した。もしもマキロイとプレーオフを戦ったライアン・ムーアが優勝していれば、栄冠が転がり込むところだった。

ジョンソンはフェデックスランク2位のジャスティン・トーマスに83ポイント差をつけるが、「最終戦までに3試合もあるんだ。とても大きなリードとは言えないね。プレーオフで最高のプレーをすることが必要になる」。プレーオフ4試合の優勝者には通常の試合の4倍にあたる2000ポイントが与えられるだけに、年間王者の行方はプレーオフの成績に大きく左右される。過去の歴史をたどると、これまで何度もそんな展開が繰り返されてきた。

プレーオフ制が導入された2007年以降、ランク1位でプレーオフに入った選手がタイトルを獲得したのはタイガー・ウッズ(07、09年)とジョーダン・スピース(15年)の2人だけ。いずれも4試合で1勝以上を挙げており、過去に未勝利の選手が年間王者になった例はない。昨季1位でプレーオフを迎えた松山英樹は、初戦で予選落ちするなどポイントを伸ばしきれず、最終的に8位でシーズンを終えた。

<過去のプレーオフ前フェデックスランク1位と年間王者>

年度:PO前フェデックスランク1位/年間王者
2017年:松山英樹ジャスティン・トーマス
2016年:ジェイソン・デイロリー・マキロイ
2015年:ジョーダン・スピース/ジョーダン・スピース
2014年:ロリー・マキロイビリー・ホーシェル
2013年:タイガー・ウッズヘンリック・ステンソン
2012年:タイガー・ウッズ/ブラント・スネデカー
2011年:ニック・ワトニービル・ハース
2010年:アーニー・エルスジム・フューリック
2009年:タイガー・ウッズ/タイガー・ウッズ
2008年:タイガー・ウッズ/ビジェイ・シン
2007年:タイガー・ウッズ/タイガー・ウッズ

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