1W封印も予選落ち 小平智はプレーオフに課題色濃く
2018/08/18 08:54
◇米国男子◇ウィンダム選手権 2日目(17日)◇セッジフィールドCC(ノースカロライナ州)◇7127yd(パー70)
116位からスタートした小平智は2バーディ、3ボギー2ダブルボギーの「75」と崩れ、通算6オーバーの147位タイ。前半インで2つのダブルボギーをたたき「集中力が切れてしまった」と流れをつかめず、プレーオフシリーズを前にしたレギュラーツアー最終戦で、6月「トラベラーズ選手権」以来となる予選落ちを喫した。
「使わないとどうなるのかを試したかった」と、初日に荒れた1Wを封印した。「ドライバーが良くないと、アイアンも気持ち悪くなる感じがあった」という、アイアンショットの調子を集中して探るため、ティショットは3Wを中心に。数字的には50%のフェアウェイキープ率だったが、「最後のハーフはいい感じだった」と不安を払拭できた様子だった。
アイアンの違和感が1Wからの流れにあったことを確認した結果、逆に「ドライバーが悪いことが分かったので、そこを調整すれば良くなってくると思う」と1Wショットへの課題が色濃くなった。ただ、具体的な修正案は見出せていないのが実情だ。
1Wのストックは豊富とは言えず、替わりのクラブでテストを重ねることは難しい状況。「いろいろ考えているけれど、今のところは不安でしかない」と正直な心境を吐露した。次週から始まるプレーオフシリーズに向け、自らの持ち味である1Wショットをどう復調させるのか?残された時間は少ない。(ノースカロライナ州グリーンズボロ/塚田達也)