2018年 ウィンダム選手権

小平智はシーズン最終盤に好感触 プレーオフ前のラストゲームへ

2018/08/16 08:42
練習場で最後の調整を終えた小平智

◇米国男子◇ウィンダム選手権 事前(15日)◇セッジフィールドCC(ノースカロライナ州)◇7127yd(パー70)

米国ツアー本格参戦1年目のレギュラーシーズン最終戦に臨む小平智は15日、開幕前日のプロアマ戦のメンバーに入らなかったため、練習グリーンとドライビングレンジで最後の調整を行った。優勝スコアは例年20アンダー前後に達する大会。「1日4アンダーくらいを目指したい」と目標を設定した。

59位で終えた前週「全米プロ」の翌月曜日、ミズーリ州から会場のあるノースカロライナ州に移動。前日の14日(火)に行った練習ラウンドでは午前7時20分から4時間弱で18ホールを回り切り、暑さが増す前の午前中に颯爽とコースチェックを終えた。

初体験のコースが続く小平が警戒したのは、粘りが強いバミューダ芝のラフからのアプローチだ。「これまでの試合のなかでは、あまりない感じ。イメージ通りに飛ばなかったりするので距離感を合わせるのが難しい」と話し、「ちゃんとパーオンすることが大事になる」とコース攻略のポイントを掲げた。

一時は予選落ちが続いていたが、「全英オープン」ごろからショットが復調。今週も好感触をキープしており、日本が誇るショットメーカーにとってスコアメークの支えになりそうだ。パットも「全米プロ」の3日目から始めた、左手の人差し指を伸ばして「フォローが出しやすくなった」という握りと、アドレスでボールと両足の間隔をボール1つ分ほど近づける取り組みがうまく進んでいる。

来週からは、初めて臨むプレーオフシリーズを控えている。「プレーオフに向けて流れを作るためにも良いプレーをして、何かのきっかけをつかみたい」と強調した。(ノースカロライナ州グリーンズボロ/塚田達也)

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