連覇かかるトーマス 7歳で見た「全米プロ」の記憶
2018/08/09 16:38
◇メジャー最終戦◇全米プロゴルフ選手権 事前情報(8日)◇ベルリーブCC(ミズーリ州)◇7316yd(パー70)
開幕2日前の7日(火)、大会は歴代王者が一堂に会すチャンピオンズディナーを開催した。前年大会でメジャー初タイトルを手にしたジャスティン・トーマスがホストとなって会食。前週の「WGCブリヂストン招待」に続く連勝、大会連覇がかかる25歳は「最高にクールだった」と笑顔で振り返り、少年時代の思い出話を披露した。
トーマスは7歳だった2000年の夏、地元のケンタッキー州ルイビルにあるバルハラGCで行われた「全米プロ」を観戦した。優勝したのはタイガー・ウッズ。後続に5打差をつけてトップで並んだボブ・メイとのプレーオフを制して大会連覇を達成した試合だ。
「どんなことを考えていたかは覚えていないけれど、あの大歓声は忘れられない」という。「タイガーがショットを打って、パットを決めて…。あの頃はハーモニー(ランディングCC=ジュニア時代に育ったコース)で、PGAやマスターズで勝てるように何回もパットをした。あのパット(のイメージ)は全部、タイガーがあの週に決めたもの。テレビでも繰り返し見たんだ。やる気になって、7歳だったけど、同じことをしたいって思った」
ティオフを翌日に控え、トーマスはウッズ、ブルックス・ケプカ、J.B.ホームズと練習ラウンドを行った。予選ラウンドはロリー・マキロイ(北アイルランド)、そしてウッズと同組でプレーする。(ミズーリ州セントルイス/桂川洋一)