2018年 全米プロゴルフ選手権

仙台で好感触 池田勇太は新ドライバーと米国入り

2018/08/09 07:20
新しい1Wの感触は上々。池田勇太は全英オープンに続いてメジャー出場

◇メジャー最終戦◇全米プロゴルフ選手権 事前情報(8日)◇ベルリーブCC(ミズーリ州)◇7316yd(パー70)

池田勇太は「マスターズ」、「全英オープン」に続き今年3回目のメジャーを戦う。試行錯誤が続いている1W選びについて、今回はニュークラブを持ち込んだ。

51位タイだった全英を終えて、日本に一時帰国した池田は、宮城県内での2日間競技「杜の都仙台チャリティプロアマ」(7月29、30日)で優勝した。500万円の賞金は全額、東日本大震災と西日本豪雨の被災地に寄付。ショットの好調ぶりを確認したうえで、大きな収穫といえたのが、同大会で投入した新しい1Wへの手応えだった。

キャロウェイのローグ サブゼロV ドライバーのプロトタイプは日本国外でも使用選手はごくわずかというシロモノだ。3月から各ブランドのクラブを打ち比べてきた上で、その“飛び”に納得した。「データ上では悪くない数字が出ている。まだ手に馴染んでいない、自分がどう扱うかが分かっていないところもある。あとは実際に試合でやってみて良し悪しを決めていく」と、この日もグリップ等の細かい調整にいそしみ、状態を整えた。

メジャーでの連続予選落ちを5で止めた全英は「“やってやろう”という気持ちを入れすぎない」ことがテーマだった。

「全英よりは(今回)強い気持ちを持ってきたけれど、オレはそれを前面に出しちゃいけない。出すと、もうおかしくなったように気持ちが先走る。それをどれだけ抑えられるか。“火事場の馬鹿力”は必要な時もあるけど、オレはそれを18ホールやっちゃうから…」。3年連続6回目のプロゴルファー世界一決定戦も、まずは穏やかにホールを進めたい。(ミズーリ州セントルイス/桂川洋一)

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