時松隆光はバッバとの36ホールを堪能 3日目は“テクニシャン”と
◇世界選手権シリーズ◇WGCブリヂストン招待 2日目(3日)◇ファイヤーストーンCC(オハイオ州)◇7400yd(パー70)
世界選手権シリーズ初出場の時松隆光は2アンダーで迎えた第2ラウンドで2バーディ、3ボギーの「71」で回り、通算1アンダー37位で週末を迎える。2日間同組でプレーしたバッバ・ワトソンはイーブンパーの46位タイだった。
バーディはファイヤーストーンCCに2つしかないパー5で奪った。前半16番では残り107ydの第3打をピンそば1.5mにつけ、後半2番は第2打をグリーン手前まで運んだ。オーバーパーのスコアにも「きのうと違い、先にボギーが来たけれどガマンできたと思う」と大崩れしなかったことに一安心した。一方で「バーディの数がもう少しいる。トップは2ケタアンダー(通算11アンダー)。『65』平均くらいでこの難しいコースを回らないといけない。レベルが違うと感じさせられた」とトップ選手を見上げた。
世界屈指の飛ばし屋、ワトソンとのプレーには飛距離よりもそのプレースタイルに驚嘆。「こんな機会はないと言っても過言ではない。真っすぐ打つだけじゃないと感じた。バッバはボールを曲げている方が簡単なような感じがした。ゴルフは真っすぐだけじゃないんだなと」。36ホールで1ストローク“勝つ”結果となったが、そんなことに喜ぶ様子はない。
さて、3日目に一緒に回りたい選手は?「誰でもいいです! みんな自分より(実力が)上の人なので。ダスティン・ジョンソン?いや、もう“飛距離系”はいいです(笑)。テクニシャン系で…」。全組終了後に決まったのは2016年の「全英オープン」覇者、「リオデジャネイロ五輪」銀メダリストのヘンリック・ステンソン(スウェーデン)。アイアンのキレは世界随一だ。3Wで300yd近くぶっ飛ぶ、ショットメーカーから勉強する。(オハイオ州アクロン/桂川洋一)