2018年 WGCブリヂストン招待

65.5yd差もなんの ゲンちゃん、バッバに競り勝つ

2018/08/03 08:48
時松隆光は世界の飛ばし屋、バッバ・ワトソンとプレーした

◇世界選手権シリーズ◇WGCブリヂストン招待 初日(2日)◇ファイヤーストーンCC(オハイオ州)◇7400yd(パー70)

ドライビングディスタンスは282.0ydに対し347.5yd(計測対象の2ホール)。実に65.5ydの差をつけられても、時松隆光はスコアでバッバ・ワトソンを制した。世界選手権シリーズ初出場の24歳は5バーディ、3ボギーの「68」をマークし、2アンダー27位。稀代の飛ばし屋レフティに3ストローク競り勝った。

「でっかい手…」。身長191㎝のワトソンとスタートホールの1番で握手を交わした168㎝。「冷静にやろうとだけ心掛けた」という時松は、第1打をいきなり右の林に突っ込んでボギーにしたレフティに対し、フェアウェイからの第2打をピンそば2mにつけてバーディ発進。その後は5m前後のチャンスを確実に生かしてスコアを伸ばした。

2人ともパー3を除く14ホールで1Wを握った。右打ちのフェードヒッターの時松はティグラウンドでいつも右端に。左利きのワトソンは左端から大きなスライスボールを多く放った。「(ほとんどのホールで)たぶん“置きにいっている”と思うんです。でも“刺しに行ったとき”は、350ydくらい行っていた」。ときに50yd以上も置いていかれる飛距離差はもとより、「ティショットはカット目の狙い。でもセカンドショットは逆にドローボールを徹底していた。僕なんか一辺倒のフェード。スゴイなあと思いました」と、その技に感嘆した。

一方でフェアウェイキープ率はワトソンの35.71%に対し、時松は71.34%と正確さを見せつけ、チャンスを多く作った。「バッバはなんとなくパターが入らずイライラしていた感じは見て取れた」。それを横目に淡々とプレーを継続。「僕のゴルフがちゃんとできた。スコアも上出来。自分の持ち味が生かせたと思います」と少しだけ胸を張った。

7400ydのパー70設定はツアーの中でもロングコースの部類に入るが、両サイドに大きな木々が立ち並ぶことから、ショットの曲がりが何より禁物。「4日間アンダーパーでいきたい。崩さずにひとつずつ伸ばせたらいいかなと。きょうのところは良いスコアで回れた」。ゴルフはパワーだけで好スコアが出るわけではない。ただプロゴルフは、18ホールで決着するわけでもない。(オハイオ州アクロン/桂川洋一)

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