2018年 全英オープン

宮里優作は風に苦しみ後退 次週はドイツで参戦

2018/07/23 05:28
最終日は風にあおられ「77」。47位で終えた

◇メジャー第3戦◇全英オープン 最終日(22日)◇カーヌスティ(スコットランド)◇7402yd(パー71)

3アンダーの20位タイから出た宮里優作は2バーディ、6ボギー1ダブルボギー「77」と崩れ、通算3オーバーの47位タイで終えた。4回目の挑戦で初めて迎えた最終日にリンクスの風にあおられ、ショットが乱れた。

2カ月から痛みを抱えている腰の状態は「実はきょうが(4日間で)一番良いような感じがした」という。「それが朝、練習場に行ったら何を打っても(クラブの芯に)当たらない」。コーチの父・優さんには「とりあえず70台で上がってくる」と苦戦を予告してスタートしていた。

「65」をマークした前日とは一転、6番(パー5)までに3ボギー。「(痛みで)力が入っていたのが急に抜けて、力が流れているような気がした」。フェアウェイキープは40%、パーオン率も50%と低迷した。2日目にトリプルボギーをたたいた最終18番で、第2打をピンそば2mにつけ「奥のピンで打ちやすかった。予定通りバーディを獲れて良かった」と安ど。4日間を戦い抜いたが「今週はラッキーが続いた。もうちょっと雰囲気を楽しみたかった。周りを見られなかった」と反省した。

次週はドイツに渡り、「ポルシェ ヨーロピアンオープン」(グリーンイーグルGC)で欧州ツアー6連戦の最後を戦うつもり。とはいえ、患部への心配が残る。「軽い筋断裂だと思うというのが、トレーナーの見解」。予定では同大会後に一時帰国し、精密検査を受ける準備を進めている。来季のシード権獲得に向け、満身創痍の日々が続く。(スコットランド・カーヌスティ/桂川洋一)

「腰の調子は今日が一番良い感じがした」

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