2018年 トラベラーズ選手権

予選落ちの小平智は一時帰国 「長嶋茂雄セガサミー杯」出場へ

2018/06/23 10:43
崩れて終わった小平智。日本で仕切り直し再び主戦場へ

◇米国男子◇トラベラーズ選手権 2日目(22日)◇TPCリバーハイランズ (コネチカット州)◇6841yd(パー70)

2オーバー114位から出た小平智は「80」と崩れ、通算12オーバーの154位で予選落ちに終わった。5月から本格参戦する米ツアーは7月のメジャー「全英オープン」(19日~/スコットランド・カーヌスティ)まで出場せず、1カ月半ぶりに一時帰国する。

カットラインを見上げる戦いは序盤から苦戦。左サイドにピンの切られた前半3番はグリーン左に落とした上、アプローチをミスした。1.5mのボギーパットを左にそらし、ダブルボギーで後退した。「パットの感覚は先週より良いけど、このスコアだと打っていくしかない」。この後も2mほどのパットを決められず、ボギーを重ねた。

最難関の12番では、ティショットが左に出てOBゾーンへと消えた。フェアウェイからの4打目をグリーン右奥にこぼすと、アプローチは右奥に切られたカップを大きくオーバー。2パットとしてトリプルボギーをたたき、3戦ぶりの予選突破はならなかった。

スコアは振るわなかったが、「昨日より感覚がつかめた部分もあった」。3番目に難度の高い17番では、2打目をピン根元に刺すショットでバーディ。「スイング面もそうだし、なんで悪いのか明確になってきた」と課題を見出し、前向きにとらえた。

4月の米ツアー「RBCヘリテージ」を制し、2020年まで出場権を獲得。今季は積極的に試合に出ることを重視し、ツアーメンバーとして初戦の5月「ザ・プレーヤーズ選手権」から7週間で6試合に出場した。疲れてでも経験することを優先し、「やるべきことは日本と変わらないけど、層も厚いし、フェアウェイを外すとかなり厳しくなる。何も変えずにやっていく難しさも感じた」と糧をつかむためにもがく。

次戦は約2カ月ぶりの国内ツアーで、2週間後の「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」(7月5日/ザ・ノースカントリーゴルフクラブ)となる。「そこで良い成績を残していきたい」。一呼吸おいて、母国で仕切り直しを図る。(コネチカット州クロムウェル/林洋平)

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