2018年 全米オープン

「レベルが低い」小平智は136位で予選落ち

2018/06/16 11:11
小平智のメジャー挑戦は悔しい結果に終わった

◇メジャー第2戦◇全米オープン 2日目(15日)◇シネコック・ヒルズGC(ニューヨーク州)◇7445yd(パー70)

米ツアーメンバーとして初のメジャー挑戦は、悔しい結果に終わった。小平智は予選ラウンド2日間を「81」「77」。通算18オーバーの136位で終わり、決勝ラウンド進出には遠く及ばなかった。

2日目は生き残りにビッグスコアを求められたが、出だしの1番で2打目をグリーン右のバンカーに入れ、ボギーとした。追撃の芽は序盤につまれ、「なかなかバーディチャンスにつけられない。ショットの精度や、そこに打っていくという気持ちをうまくコントロールできなかった」とその後もボギーを重ねた。

激しい傾斜にうねりのあるグリーンに屈し、計34パット。「これだけ難しいコースを経験したことがない。アメリカで回った中では1番。自分の足りない部分をつきつけられた」と厳しい現実を直視した。

同組で回った欧州ツアー8勝のブランデン・グレース(南アフリカ)はこの日1アンダーで回り、26位で予選通過した。そのプレーに小平は「無理しないところはいかないので、ダブルボギーやトリプルボギーにしない。バーディチャンスをモノにする決定力もある」と自分との差を感じ、
「今後に生きると思う」と得るところもあった。

「疲れもなかったのに、この成績。いまのレベルが低いということ」。自身6度目のメジャーに反省の言葉を並べた。まずは次週の「トラベラーズ選手権」(コネチカット州・TPCリバーハイランズ)に出場。7月の今季メジャー3戦目「全英オープン」(スコットランド・カーヌスティ)をリベンジの舞台とする。(ニューヨーク州サウサンプトン/林洋平)

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