2018年 全米オープン

初投入の1Wには好感触も…松山英樹「耐えられなかった」

2018/06/15 09:49
メジャーで実戦初投入の1Wを使った松山英樹。好感触を示した

◇メジャー第2戦◇全米オープン 初日(14日)◇シネコック・ヒルズGC(ニューヨーク州)◇7445yd(パー70)

難コンディションに苦戦した。松山英樹は5オーバーの46位タイ。「耐えられなかった。崩れる内容ではなかった」と振り返った。前日ヘッドの割れた1Wは実戦初投入の物を使用。不安を残すティオフだったが、「そこは良かった」と好感触を示した。

コースに入り調整してきたキャロウェイ グレート ビッグバーサ ドライバーのヘッドが前日に破損。朝の練習場で2本のクラブをチェックし、過去に練習で使用したことのあるピン G400 LSテック ドライバーで、今季メジャー2戦目を迎えた。

ボギー直後の前半12番に初めて1Wを使った。フェアウェイをとらえ「ここで(新1Wは)大丈夫だと思った」と2打目をからめてバウンスバック。不安を払しょくしながら、その後、スコアをずるずると落とした。

難コンディションに耐え切れなかった松山英樹。初日は5オーバーになった

2番目に難度の低かった16番(パー5)は1.5mの下りのパーパットを外し、返しもミス。ダブルボギーをたたき、ギャラリースタンドからため息が出た。最も難度の低い後半5番(パー5)は花道からピン付近に止まりかけたが、傾斜を転がり5mほど離れパー止まり。2つあるパー5で2つスコアを落とした。

練習ラウンドよりはるかに強くなった10m/秒の風に、アンダーパーは4選手だけ。姿を変えたリンクスコースに松山は「ここまでの風は久しぶりだった」。激しい傾斜の砲台グリーンはうねりもあり、小さなズレが命とりになる。「スイングをいろいろ試しながらやっている」とし、全体の内容は「そんなに悪くなかったけど、スコアにはならなかった」と首を傾けた。

午後スタートのあすも強い風が吹く可能性があると聞くと「もう少し風が強くなってほしい。自分も崩れるかもしれないけど、ほかが落ちてくれるし。混戦になったらおもしろいじゃないですか」と冗談気味に笑いを誘った。首位と6打差で、「良い位置で週末を迎えられるように頑張ります」と前を見据えた。(ニューヨーク州サウサンプトン/林洋平)

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